又聞きだが、先日おもしろい話を聞いた。「リアル」に関してだ。 かつて、主に「リアル」は、「バーチャル」の対義語として使われていた。 ところが最近は「バーチャル」の対義語は主に「フィジカル」となり、両方に対して 「リアルである」ということがいえるらしい。 だから、ゲームでもケータイ小説であっても、見た人の主観的判断として 「リアル」という言葉を使うことはおかしいことではないのだそうだ。 辞書的な意味合いでいっても、リアルには「事実」と「真実」の両方があるので、 かつては「事実」の意味が強かったものが「真実」への変化をしたのかもしれない。 少し考えを進めてみる。 かつての「リアル」は「事実」の意味が強い。これは客観的な指標であるともいえる。 対して最近の「リアル」が「真実」なのだとすると、主観的な価値判断となってくる。 これを前提にすると、なぜこのようなことが起きたのだろ