総務省によって「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算 - 2011年5月時点の集計結果の公表」が発表されました。 この集計・試算は、定期的に公表されています(前回は今年3月に2010年11月時点の結果が公表されました。参考)。 今回の大きな特徴は、トラヒック試算方法が変わった事です。 これまでは、「主要IXにおける協力6社のトラヒックシェア」を総ダウンロードトラフィックの算出に利用していましたが、主要IXにおける協力6社のトラヒックシェアが年々低下していることから、実際の総ダウンロードトラフィックと乖離していると考えられるとの理由で、「我が国のブロードバンド契約数における協力ISP6社の契約数のシェア」を利用する方法へと切り替わりました。 「主要IXにおける協力6社のトラヒックシェア」が低下しているのは、実際にISPが扱っているトラヒックが減っているのではなく、大手ISPの
いまさらなぜブロードバンドなのか 原口一博総務大臣が「光の道」という構想を提案し、それにソフトバンクが「政府案を支持」「光100%を税金ゼロで実現」とぶち上げている。2015年までに、全国の4900万世帯すべてがブロードバンドを利用できるようにしようという構想だ。 私は反対だ。論点は以下の3点。 (1)日本のブロードバンド基盤はとっくに世界最高水準に達している。今さらブロードバンド普及を政府のIT戦略の主軸に据えるべきではない。 (2)しかしブロードバンドの契約数は伸びず、利用・活用も進んでいない。これはブロードバンドの基盤が未整備だからじゃなくて、生活に直結した使いやすいサービスができあがっていないからだ。 (3)最優先するべきは、ネットが国民生活の社会的基盤となっていくような政策を推進することだ。 順に説明したい。まず間違えてはならないのは、ブロードバンドの「インフラ」「普及度」「利用
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