故意による傷害事件の疑いが強まった。スポーツ史上、前代未聞の不祥事である。アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦で、日大の選手がプレー中断後、無防備な関学大の選手に背後からタックルして負傷させた問題だ。自責の念にさいなまれた日大選手が、反則行為は「相手を潰せ」という同大アメフト部の内田正人前監督とコーチの指示だったと告白した。「相手がケガをして試合に出られなかったら得」との発
どうしてこうなってしまったのか。 5月6日に行われた日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボール定期戦で起きた危険タックルを巡る事件。加害を行った選手(以下「加害選手」といいます)による22日の記者会見、それを受けた23日の前監督、コーチによる会見を受け、事態が動いています。 プレー時のビデオを見る限り、刑法上の傷害罪に該当しうる悪質な行為が本件に存在したことは確かでしょう。犯罪はもちろん悪いことです。 ただ、2017年の統計を見ると、国内で傷害事件は年間2万3286件発生しています。さらに重い犯罪である殺人罪ですら年間920件発生しています。にもかかわらず、本件の現在のメディアによる取り上げ方は、どの殺人事件よりも大きいといえます。 世間は真摯な会見を行った加害選手に同情的である一方、コーチ、前監督の会見における司会者(日大広報部職員)の驚くような対応もあって、日大に対しては厳しい目線
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