こんにちは、堀内浩二です。 「自分戦略をつかめ」。これは、2001年5月に@ITの「Engineer Life」フォーラムが設立されたときに掲げられたスローガン。2003年2月、その言葉と心意気を引き継いで「@IT自分戦略研究所」がスタートしたとき、藤村厚夫代表はこう振り返っています。 その際、念頭にあった「自分戦略」のイメージとは――。一般に企業や組織が、その向かうべき分野(ビジョン)を定め、それをいかに達成するかという方法論議が「戦略」なのだとすると、いままさに「ITエキスパート1人ひとりが、自分自身のための戦略を持つべき」というものでした。 「自分戦略」とは何か(1) 「外側の尺度」に振り回されない自分を持て 組織が戦略を持つように、個人も戦略を持とう。当研究所の根底にはこの発想があります。わたしも、担当するコラム「自分戦略を考えるヒント」で、時々経営戦略の考え方を借りてきています。