検索サービスで争う米Googleと米Yahoo!の両社が、相次いでオンライン広告会社の大型買収を発表した。いずれも「ディスプレイ広告」を扱う広告会社である。検索キーワード広告の分野でしのぎを削ってきた両社だが、古くて新しいディスプレイ広告が、新しい舞台として浮上している。さらに米Microsoftもこれにからんできそうだ。 Googleは4月13日、オンライン広告の米DoubleClickを約31億ドルで買収する計画を発表した。DoubleClickといえばこの分野では老舗で、同社を巡っては、GoogleのほかにもYahoo!、Microsoftなども買収に動いていたとされている。 そして4月30日、今度はYahoo!が同じくオンライン広告会社の米Right Mediaの買収を発表した。Yahoo!はすでに昨年10月、4500万ドルを払ってRight Media株の20%を取得しており、今