インターネットサービスの今後を占う意味で,最も注目したいのがオープンSNSプラットフォームの勢力争いである。 最初にオープンプラットフォームを打ち上げたのはFacebookである。ソーシャルグラフを利用したアプリケーションの構築をサードパーティに開放した。ソーシャルグラフとはSNS内の人間関係を示す相関図である。 Facebookに対抗して,GoogleもOpenSocialと称するプラットフォームを発表した。MySpaceはとりあえず,そのOpenSocialに便乗することになった。 ソーシャルグラフのプラットフォームとも言えるSNSプラットフォームの陣取り合戦が,Google,MySpace,Facebookの3強を中心に繰り広げられることになったのだ。その成り行き次第では,これからのインターネット勢力図を塗り替えていくかもしれない。 ソーシャルグラフ・プラットフォームを巡る三つどもえ