2015年7月のリリースから5年が経った今でも、多くのユーザーに愛され続けているスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、FGO)。ダウンロード数は5,700万を突破し(グローバル累計、2020年11月時点)、新情報が発表されれば、Twitterのトレンドには瞬く間に関連ワードがずらりと並ぶ。 ゲーム内では、歴史や神話・伝承などに名を残した古今東西の人物をモチーフにした「英霊(サーヴァント)」が数多く登場。プレイヤーは彼らの「マスター」となって、ともに人類を滅亡から救うための戦いに挑んでいく。 この壮大で骨太なストーリーこそがFGOの魅力のひとつだが、とりわけプレイヤーから熱い支持を受けているエピソードが、第1部の『第六特異点 神聖円卓領域キャメロット』(以下、『キャメロット』)だ。『Fate/stay night』にも登場したセイバーを中心とする円卓の騎士の物語