米国経済は一部不振に陥っているものの,好景気に沸くIT産業にはこの見方は当てはまらない。2,3年前にインターネットバブルが弾けた後,IT関連の出費は底をついたが,最近になってIT関連業種は再び目覚しく発展した。 しかもその発展は米国のみにとどまらない。ガートナーグループでは,2007年のIT関連投資が世界中で3兆ドルを上回ると予測している。この成長は2008年も続く見込みであり,投資額は3兆3千億ドルを超えると見られる。 IT関連職種の好況によって,IT産業に携わる人々の自分たちの職業に関する見通しも明るくなると思われるかもしれない。しかし,一部のITプロフェッショナルたちはそうは考えていない。 アメリカの大学におけるコンピュータ情報システム(CIS)専攻学生数の減少を報じた最近のニュース,そしてIT関連職種の満足度を示す様々なニュースを見ると,読者が自身のITジョブについてどう感じている