これまた、久しぶりにラノベ読んだという一作。 こちらは どう見てもポストモダン文学。こんな傑作がラノベ畑から出てくるとは思ってもみなかった。素晴らしい。 http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8918547 というLianさんの感想を見かけて手を出したので、「ラノベを読むぞー」という感じで買ったわけではないけれど。 これはしかし、見事なまでにラノベなのだが、どこかで明らかにラノベから逸脱している。 主人公が一人称の地の文で過剰に喋りまくり、その中で色んな引用ネタがちりばめられている、という点で、最近のラノベは読んでいないけれど最近のラノベってこういう感じなんじゃないのか、と思ったのだけれど、すごく大雑把にネットの感想を見た感じだと特徴的な文体と見なされているみたい。 あと、骨格も王道ラノベっぽい(これは結構指摘されている)。 つまり、学園もので、主人公はちょ