レストランが高級になればなるほど、親しみやすさや気遣い、フレンドリーさがなくなるがそれはなぜだろう。 こんな興味深い疑問に答える学術書があります。『「闘争」としてのサービス』です。 「闘争」としてのサービス 作者: 山内 裕 出版社/メーカー: 中央経済社 発売日: 2015/03/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る サービスとは闘争である こんな意味深いメッセージを提示する本書。著者はPARCで研究した、エスノグラファー。 会話分析という手法を用いて、鮨屋、フレンチ料理、料亭などで客とサービスを提供する店員、職人とのやりとりを分析した結果、漂う緊張感は「サービスが悪いorない」のではなく、そこに「闘争としてのサービス」が見られるということであるという解釈をしています。 この本を読むまでは、サービスとは顧客のために笑顔で尽くすことをイメージしていました。例えば、リッツ・カ
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