エスカレーターの隣にある階段。誰も使わないこの階段がある日突然、ピアノの鍵盤になった。白鍵と黒鍵が描かれ、歩くと音階を奏でる。 スウェーデンのある駅で、階段を鍵盤に改造してみたところ、改造前より階段を使う人が66%増えたという。その様子はYouTubeの「ピアノ階段」(Piano stairs)という動画で確認できる。 スウェーデンのフォルクスワーゲンが行っている企画「rolighetsteorin」の一環。「楽しみが人々の行動を良くする」という考え方で、社会をちょっと良くするアイデアを実践し、動画にして公開している。 公開中の動画はもう1つある。ポイ捨てを防止しようと、公園のごみ箱を改造した結果をリポートした「世界一深いごみ箱」(The world's deepest dustbin)だ。ごみを捨てると、どこまでも深く落ちていくような効果音が鳴るようにしたところ、近くのごみ箱の約1.5倍