今日は下半身のお話です。博多の古本屋でみつけた昭和36年の本です。 インドではリンガ(シヴァ神の男根)をよく見かける。京都の生八橋と同じくらいのノリでおみやげ物の定番にもなっているのですが、日本ではあまり見ることがない。でも、お寺巡りをするようになると、出会ったりする。あるにはあるんですよね。陰陽石とか、けっこうある。そんなことが、ずっとゆる〜い感じで気になっていました。 そんな折、なんともドンズバな本に出会ってしまったので読んでみたら、勉強になった。古事談にある、清少納言の性器にまつわるエピソード(リンク先参照)や、道鏡の巨根伝説なども初めて知るものでしたが、そのほかにも「なんかこれリグ・ヴェーダと似てるなぁ」と思うようなこととか、今ではあまり語られない真言宗立川流のこととか。 特に最後の引用で紹介する「名僧、最澄の悟り」は必読のエピソード。面白い本でした。 <45ページ 大地母神とくぼ