プロ野球・巨人の清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー=GM=(61)は11日、文部科学省で会見し、巨人の渡辺恒雄球団会長(85)=読売新聞グループ本社会長・主筆=が球団人事に不当に介入したとする内部告発の声明を発表した。 清武代表の告発を受け、巨人は桃井オーナー兼球団社長が東京都内の球団事務所で会見し、球団人事について「鶴の一声で渡辺会長が決めたことではない」と、清武代表の見解を否定した。 桃井オーナーは岡崎ヘッドコーチの留任などについて、10月20日に渡辺会長の了承を得たことは「事実」としながらも、「(その後に)クライマックスシリーズで敗れ、状況が変わったので見直しが必要という判断だったと思う」と説明。自身のオーナー職を解かれる案についても「2年連続で優勝を逃し、私もけじめをつけないとと思っていた。来季に向けて人心一新を図る構想ということ」と話した。 清武代表が会見を行うことは、この日の