「こんな人たち」と書かれたプラカードを掲げて安倍政権退陣を要求するデモに参加する人たち=東京都新宿区で2017年7月9日、後藤由耶撮影(映像から切り出した画像です) インターネットは社会を本当に分断するのだろうか――。リベラル層と保守層の分極化のカギを握るのは、「実はイデオロギーそのものではなく、人々の好き嫌いや敵・味方といった感情だ」と、大阪大学人間科学研究科教授、辻大介さんは指摘する。どういうことか。 関連記事・「政治家の暴言」保阪正康さん、田中真紀子の論点 「炎上商法」型暴言、増える? ――政治家の「暴言」がネット上で「炎上」するたび、SNS(ネット交流サービス)では人々が激しくののしり合います。ネットによる政治的分断を感じてしまいます。 ◆確かに、SNSの発達した現代社会では、政治家の「暴言」が人々の敵・味方感情をあおり、社会の分極化を引き起こすことがあります。日本では安倍晋三元首
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