橋下大阪市長の軍隊に売春婦が必要だと言う発言*1が批判にさらされていて、一部の著名人がそれを擁護*2して、彼らも批判されている。議論の是非はともかく、政治的には上手く無い。 日本政府が従軍慰安婦に売春行為を強制したか否かと言うのが問題であって、軍隊に売春が付物であるか否か、軍隊を必要とする戦争に問題があるのかは議論の焦点では無いからだ。 史実に反する被害妄想を是正すると言う立場を取れば、日本政府の売春強制の有無だけ議論すればいい。他は、事象の解釈でしかないので、現代社会の道徳観念から言って、説得的な主張が難しい。 強制性の有無以外の議論は、管理売春に関与したという旧日本軍の行為を正当化しようと言う欲求があるように取られるので、戦前の軍国主義の擁護に取られかねない。日本も太平洋戦争で管理売春をしていたが、米国も朝鮮戦争でやっていた*3と主張したところで、両方とも問題だで片付けられた上に、本当
![従軍慰安婦問題の焦点を拡散する愚行](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/82cd09a1248b076606c6a0f3bb1c9d0f9278dce4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2F2.bp.blogspot.com%2F-w5ctL5aT1aY%2FUZH390NZOrI%2FAAAAAAAALI0%2FMWFIOPiolMs%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2Fbrothel.png)