ではなぜ一般的にばらつきの大きさを示す際、分散ではなく標準偏差が用いられるのでしょうか。 まずばらつき具合の評価ですが、例えば装置A、装置Bそれぞれで製造した部品の長さばらつきを下図に示します。 この場合、どちらの装置を使っても長さの平均は「10mm」になります。 次に、それぞれの装置で製造される部品について、全体での長さばらつき具合を数値化するため、 ばらつき=Σ(測定値−平均値) を求めてみます。 しかしながら、この式ではプラス側のばらつきとマイナス側のばらつきが相殺してしまい、結局どちらの装置の結果も「0」となってしまいます。 そこで符号の影響を排除するために、 ばらつき=Σ(測定値−平均値)2 でばらつきを求めてみます。 この式で求めたばらつきは、装置Aが「0.38」、装置Bが「1.10」となり、装置Bの方がばらつきが大きいことが、数値として確認できます。 ただし、この算出方法では
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