C++11 ではいろんなことがとても便利になった。 その中で、簡単に使えてとっても便利なもののひとつが、本稿で説明する「範囲ベース for ループ(range-based for loop)」だ。 範囲の値を参照 「範囲ベース for ループ(range-based for loop)」の書き方は「for( 変数宣言 : 範囲)」だ。範囲としては、通常配列・コンテナクラスオブジェクトが指定できる。 こう書くと、範囲をループし、各要素を変数に自動的に代入してくれる。 例えば、通常配列の要素を全て表示するコードは以下のように書ける。 int ar[] = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7}; for(int x : ar) { std::cout << x << "\n"; // 1 2 3・・・7 と順に表示される } 上記のコードは、下記のコードと同じ意味だ。すごく楽になったのがお