さくらインターネットが作ったオリジナルCDNサービス「さくらのウェブアクセラレータ」。シンプルで安定したサービスを目指した背景について、当サービスシニアプロデューサーの山本真史氏に話を聞いた。 運用効率を上げられるさくらオリジナルのCDNサービス さくらのウェブアクセラレータは、Webサーバーへのアクセス負荷を軽減するCDN(Content Delivery Network)サービス。CDNはユーザのサーバーとクライアントPCの間に設置されたプロキシとして動作してデータをキャッシュする。これによりサーバーの負荷を軽減し、大量アクセスの処理が可能になり、効率的にデータを配信できる。山本氏は、「短時間にアクセスが集中するバーストトラフィックに対しては、クラウドのサーバーを増やすことで対応が可能ですが、この場合サーバーを増やす手間がかかる上に、非常に高コストな帯域増強を行う必要が出てきます。その