話題になっていたものの、難しそうで敬遠していた本の数々。斯界の第一線で活躍する権威たちが、それら一見して難解そうな書の読み方を手ほどきする。 仕事上の偶然性の検証に必要不可欠な手法 最近、書店で統計学の本が目立ちます。おそらく、買う人のニーズとしては「統計学的思考をビジネスシーンで活かしたい」ということでしょう。実際、仕事上の出来事を偶然なのか、そうではないのかを、検証するには統計学の手法が不可欠です。その成果はビジネスの“次の一手”を導き出すかもしれません。 そうした本に『統計学が最強の学問である』があります。統計で用いられる誤差とか回帰分析といった、やや難解な考え方が、身近なエピソードを通して理解できます。たとえば、オリンピックで国内予選1位の選手が本大会で平凡な記録に終わるのは、平均値への回帰で説明できます。こうした知識を持っていれば、ビジネスにおいてもデータの見方が変わってくるでし
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