「報じない大メディアが悪いのです」――。NYタイムズ東京支局長指摘 「大新聞は国民を見下している」 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158019 日刊ゲンダイ 2015/3/16
永田町を震撼させた一冊 「これ、あさって議院を解散する時の会見原稿なんだけどさ、ちょっと聞いてみてよ」 安倍は本番さながらに、私に向かって語りかけた――。目の前で、現職の総理が解散を宣言している。私はまるで自分が、官邸1階の記者会見室にいるような錯覚にとらわれた。 6月に発売されるや、永田町を震撼させた『総理』(幻冬舎刊)の一節である。 衆院解散を決意した安倍総理が、書き上げたばかりの演説草稿を読み聞かせるほどに信頼を寄せる「私」とは、著者の山口敬之氏のことだ。 1990年、TBSに入社し報道局に配属された山口氏。これまでに社長賞や報道局長賞などの社内表彰を39度も受けたという、同局きっての「エース記者」だった。 今年5月にTBSを退社し、フリーランスのジャーナリストに転身、その直後に刊行された本書では、自民党が大敗を喫した2007年参院選から第二次安倍政権発足に至る舞台裏や、シリア情勢を
上出義樹[フリーランス記者/上智大学メディア・ジャーナリズム研究所研究スタッフ] *** 公的な記者会見とは、国民に対し説明責任を負う政府機関のトップらと、報道責任を担うメディアが対等の関係で質疑応答する場であると、私は承知している。 ところが、私も参加した7月20日の原子力規制委員会の定例会見で田中俊一委員長は通信社の記者に、質問内容に事実と違う表現があるとして発言の撤回を求める一幕があった。 <前委員長代理の島崎氏が大飯原発の耐震性の計算に異議> 同日の会見では、「審査が厳し過ぎる」と電力会社などから罷免要求も出る中で、2年前まで同規制委の委員長代理を務めていた地震学者の島崎邦彦氏が、原発再稼働の安全審査の重要項目である耐震性に関連し、関西電力が使った大飯原発の基準値(基準地震動)の計算方法に「過小評価の疑いがある」と、異議を唱えている問題について質問が集中した。 【参考】<棄てられた
私は幼稚園のころ生まれて初めて映画館に行き、『ゴジラVSビオランテ』を観た。正直その時のことはほとんど覚えていないし、内容もほとんど理解できなかったと思うが、その時からゴジラにハマり、今に至るまで怪獣特撮ファンとして生きてきた。 90年代中盤まで、ゴジラのコンテンツパワーは凄まじいものだった。毎年1本ゴジラが劇場公開され、配給収入2~30億を稼ぎ、ジブリと競うようにその年の邦画ランキング1、2位を獲っていた。特撮が大衆娯楽のトップになりえたのだ。しかしゴジラのコンテンツパワーは、『VSデストロイア』( 95年 ) の観客動員400万人をピークに急激に凋落していく。ピークから9年後の『FINAL WARS』( 04年 ) では観客動員は100万人にまで落ち込み、ゴジラは眠りについた。 なぜ、ゴジラというコンテンツは急速に観客に受け入れられなくなってしまったのだろうか。 私はエンタメ業界でプロ
2016年01月21日18:47 カテゴリ SMAPジャニーズ独立問題は憲法18条「奴隷の禁止」抵触で氷山の一角。今晩のMXテレビには出演せずブログで指摘することにした。 日本国憲法18条 「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」 今回のSMAP独立騒動で、我々テレビ業界の裏側を知る人間があたり前に目にしている、大手芸能プロダクションによる番組枠支配や大手広告代理店によるコンテンツ検閲が生みだしている芸能界の闇の一つ、「タレント奴隷制」が浮き彫りになったのが月曜日の5人による喪服謝罪生放送であった。 芸能プロダクションによるタレントの奴隷的支配は、事実上契約更新を拒否出来ない日本式のマネージメント専属契約と言われる問題だらけの契約書一枚で、タレントが事務所と奴隷契約を結ばされていることがその元凶である。 法律的には、タ
古舘伊知郎が『報道ステーション』(テレビ朝日系)のキャスターに抜擢されて、今年で早10年。番組開始当初は「プロレス実況者が報道キャスターをやるなんて笑わせるな」と厳しい声があがったが、最近でも、小保方さん騒動の際にパワーポイントを「私にはわかりませんでした」と語り、「そんなことも知らないの!?」「無知すぎる」とネット上は騒然。いまだに「情報処理能力に欠ける」「深みがない」などと言われ続けている。 そんな古舘が、「AERA」7月14日号(朝日新聞出版)のインタビューに登場。ここで古舘は、まるでこれまでの言われたい放題のストレスを発散するかのように、壮大に“ぶっちゃけ”ているのだ。 そもそも、インタビューを受けること自体が10年ぶりだという古舘。「あんまり露出しないでくれっていうのがテレビ局側にあるから」「もうとにかく口にさるぐつわした状態で10年たったわけです」と、初っ端から不満がタラタラ。
<宮崎アニメは犯罪者の心をくすぐる?>教育という視点からはエンターテイメントは売れる程「だめな作品」になる 江川達也[漫画家] *** 「この映画を見て、楽しくて、今日は現実忘れて馬鹿になれた。」とよく人は言うが、まさにそういう映画がエンターテイメントなんだろう。 「この話を聞いてから、現実に生きていくためには、事実を分析して打開策を練り実行することが大事だとわかり、なんとか生きてこれた気がする。」と言う人もいる。まさに、そういう話をすることが教育なのだろう。 教育とエンターテイメントは真逆だと、筆者は考えている。 教育は現実に向き合いどうにかするためのものであり、エンターテイメントは、現実から逃避して楽しむためのものなのだ。 そう、教育は「向かう」。エンターテイメントは「逃げる」ためにものである。なので、教育という方向で評価するのか、エンターテイメントという方向で評価するのかで、作品は、
「メディア芸術データベース(開発版)」にアクセスいただきありがとうございます。 2017年3月31日より、「メディア芸術データベース(開発版)」のURLを変更いたしました。 ブックマーク(お気に入り)に旧サイトを登録されている場合は、 新サイト(https://mediaarts-db.bunka.go.jp)へ変更をお願いいたします。 10秒後に自動的に新サイト(https://mediaarts-db.bunka.go.jp)に移動します。 Thank you for accessing the Media Art Database (Development Version). On March 31 2017, the URL for the Media Art Database (Development Version) changed. In ten seconds, you w
一部メディアなどで、「STAP細胞の作製について、再現に成功」という報道が続いているが、この実験をおこなった香港中文大学の李嘉豪教授は、自らが「STAP細胞の存在を主張している訳ではない」として、メディアの報道に懸念を示した。日本でもWired誌が「香港中文大学の李嘉豪教授は、STAP細胞の作製手法をオープンプラットフォームで検証しているが、このほど正しい手法を特定できた可能性があると発表した。」1と報じるなど、STAP細胞の追試が成功したかのような印象を与える記事が公開されている。理研が小保方晴子氏による論文の不正を認めたことで、STAP細胞自体の存在についても再び様々な憶測が飛び交っており、これらの報道に注目が集まっているが、慎重な態度が求められそうだ。 日本も続々とメディアが報道 ロケットニュースは、「香港の研究者が「STAP細胞と思われる細胞の作成に成功した」という衝撃的な研究結果
2月5日から6日にかけ、いくつかの報道機関が「現代のベートーベン」扱いされていた自称作曲家が実際には一切作曲などしておらず、すべてを他の人物が代作していた事実を報道し、関連する番組をオンエアした局は併せて「お詫び」を告知しました。 この「偽ベートーベン」に最初は騙されて、結果的に楽曲を提供し続けさせられていたのが新垣隆君と知り、直ちに自他共通する情報をきちんと整理しなければならないと思い、本稿を書いています。 以下では「週刊文春」2月13日号 第24ページから31ページまで活字で記された記事を元に経緯を確認したいと想います。 新垣隆君は、私も同じ作曲のフィールドで仕事する、私よりは6歳ほど若いですが、折り紙つきの第一級の芸術家です。 初めて彼を知ってからかれこれ四半世紀近くになりますが、誠実で、普段は控えめで、人間性はとても優しく、しかし音楽の主張は明確で、素晴らしい耳と手を持つ高度なピア
僕はあの映画の何に感動したのか 1994年のイタリア映画で「イル・ポスティーノ」という作品があります。イタリア語の作品ながら、米国アカデミー賞の作品賞にノミネートされ(通常英語以外の作品は外国語映画賞のカテゴリになる)、高い評価を受けた作品です。イタリアの小さな島に住む郵便配達人マリオは、チリから亡命してきた詩人パブロ・ネルーダの元に世界中から届くファンからの手紙を届けるうちに、詩人との交流を経て詩や文学の素晴らしさに目覚めていく、という物語。イタリアのプローチダ島で撮影された本作は世界中で高い評価を受け、日本でもミニシアターでロングランヒットを記録しました。 多くの映画スターや有名監督も惜しみない賛辞を送ったこの作品は、必ずといっていいほど、主演俳優の逸話とともに紹介されます。主演のマリオ役を演じたのはマッシモ・トロイージ。イタリアでテレビや映画、舞台など多方面げで活躍した俳優ですが、彼
日本経済についての研究で世界的な第一人者が「アベノミクスが成功する確率は12%、88%の確率で失敗する」と断言していた。 発言の主は、米スタンフォード大の星岳雄教授だ。 東大卒後、マサチューセッツ工科大で博士号を取得。20年以上米国を拠点にし、日本経済の研究者で知らない人はいないという著名学者だ。その星教授が10月21日に東京のスウェーデン大使館で講演し、冒頭のような“爆弾発言”をしていたのだ。 講演内容は、日欧ビジネスのコンサルタント会社「ユーロテクノロジー・ジャパン」が国内外に情報発信し、欧米では周知の事実になっているが、日本のメディアは発言を“黙殺”。安倍政権に気を使ってか、これまで全く報じられていないという。 「日本在住の経済学者の中には、アベノミクス擁護の『空気』を読み、経済学の『論理』に基づく発言を控える者が多い。『空気』を読む日本の大手メディアも同様でしょう。しかし、
東京大学社会情報研究所助手 佐藤 卓己 ナチ・第3帝国・ヒトラー・ゲッベルス,そのいずれからも連想される言葉は「宣伝」である。総統ヒトラーと宣伝大臣ゲッベルスがドイツ国民を戦争に『駆り立てた』技術は神話化され,今日に至っている。だが,この「宣伝の魔力」なる神話こそ,ナチズムが創作し戦後のドイツ国民が自らの罪を忘れるために再生産してきた情報操作ではなかったか。「ナチ宣伝」は「宣伝神話」として,今なお生き続けている。 神話,未だ醒めやらず 図A:『大衆宣伝の神話―マルクスからヒト ラーへのメディア史』「啓蒙の神話:印刷 機に縛り付けられたプロメテウス(カール ・マルクス)」(左)と「宣伝の神話:< 社会主義労働者党>のプラカードで労働者 をひきつけるヒトラ-」(右) 『大衆宣伝の神話―マルクスからヒトラ-へのメディア史』という本(図A)を弘文堂から上梓してしばらく後のある日,某テレビ局から電話
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く