![Amazon.co.jp: コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス 1956): 旦部幸博: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5f28675e522fbeeb9a5a8b678ebd959ac59bf2b7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41ybunZpYlL._SL500_.jpg)
過剰診断とは「決して症状が出たり、そのために死んだりしない人を、病気であると診断すること(P16)」である。本書ではさまざまな過剰診断の例が挙げられているが、典型的には高齢者の前立腺癌だ。なにも症状は無いがよく調べると前立腺癌を持っている人は結構な割合でいる。その証拠の一つとして、事故で亡くなった男性の前立腺を詳しく調べてみると、70歳台の80%もの人に前立腺癌が発見された。生きている男性に対し、PSA(採血でわかる前立腺がんマーカー)やエコー検査を行っても、前立腺癌の死亡率から予測されるよりはるかに多くの前立腺癌が見つかる。これらの多くが過剰診断である。つまり、こうした人たちの多くは、治療を受けなくても前立腺癌による症状が出る前に亡くなる。 前立腺癌に限らず、無症状の人に対して癌の検査を、つまり癌検診を行うと、一定の割合で過剰診断が生じる。過剰診断は、本来不要であった治療(過剰治療)を招
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