NHK大河ドラマ「真田丸」が10回目の放映を終えた(全50回)。脚本家・三谷幸喜氏と豪華布陣が織りなす戦国絵巻の序盤戦をテレビコラムニストの桧山珠美氏が振り返り、今後の展開への期待を語る。 NHKの大河ドラマ第55作「真田丸」(全50回)がスタートして、はや3か月。戦国随一の智将と言われた真田信繁(幸村)の波乱の生涯を描くもので、脚本は三谷幸喜が手掛ける。 三谷が大河ドラマの脚本を手掛けるのは2004年の「新選組!」以来2度目。ちなみに主演の真田信繁を演じるのは堺雅人。堺は「新選組!」で山南敬助を演じ、その演技力が高く評価され、知名度が上がった。三谷と堺は相性がいいのだ。 ファンも多いがアンチも多い ところで、三谷幸喜といえば、なにかと毀誉褒貶(きよほうへん)のすさまじい脚本家だ。ファンも多いがアンチも多い。 三谷の旺盛なサービス精神のなせる業なのか、番宣などに出まくって、そこで人を食った