2021年2月17日のブックマーク (5件)

  • コロナ禍下の生活 :近未来編 - 読んだり食べたり書き付けたり

    「前回の抗体検査の結果をお願いします」 「診察券番号は」 「00002501」 「合言葉は」 「春の祭典」 電話の向こうで主治医が笑う。 「ふふっ。ベジャール 。さて今回も陰性でした。引き続き今まで通り、予防しながら生活をしてください」 「はい、先生もお気をつけて」 ふふっ、とまた主治医は笑いながら電話は切れた。小春日和の汗で湿ったスマホの表面を拭いてポケットに仕舞ったのが三か月前。 新型コロナ禍で、通勤通学者の定期的な抗体検査が義務付けられ、健康保険で検査代がカバーされるようになって一年。業務内容や勤務状況にもよるが、一か月から三か月の間隔で多くの人が抗体検査を受けるようになった。勤め人の場合は勤め先の決定に従い、それより高頻度で受ける場合は半額が自費となる。 内勤だからか勤め先に三か月に一度と決められた抗体検査を受けに、もとからかかっていた主治医のところに常用薬の処方箋をもらいがてら行

    コロナ禍下の生活 :近未来編 - 読んだり食べたり書き付けたり
    Mmc
    Mmc 2021/02/17
    id:x10a10a 参考のためにお聞きしたいのですが、何が参考になったのでしょうか?
  • 「情報」について - 読んだり食べたり書き付けたり

    ◆ネオン文字 近年の各地の水害や地震の多さ、そして今年のコロナ禍に、ときおり思い出すことがある。2011年に派遣で通っていた会社の同僚が、3.11について、「ほら、政(まつりごと)で上に立つ人がよくないと天変地異があるっていうじゃない?」と言ったのだ。 わたしは仕事場ではあまり友達を作らないし、したがって政治的な立ち位置も表明しないから、彼女は何気なく言ったのだろうけど、近年の状況を、いまの彼女はどう思っているのだろうと、パフェべてるときとかに、ふと思うことがある。 あと、その発言を聞いたときに脳内にネオン文字で「superstition」が大文字で踊って、笑いをこらえたのも思い出深い。 ◆ローカル線の旅 数か月前に帰省がてら咲花温泉に行った。 新潟駅で決して旅行代理店の出す旅程どおりの番線から出ない新津行きに無事、乗り込み、新津でも同じシステムのところ、無事、磐越西線に乗り換え。咲花温

    「情報」について - 読んだり食べたり書き付けたり
    Mmc
    Mmc 2021/02/17
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  • 共同祈願のからくり - 読んだり食べたり書き付けたり

    今週のお題「大人になったなと感じるとき」 お題を読んで思い出したことがある。わたしが幼稚園児の頃に父に連れられてプロテスタントの教会の礼拝に行ったときのことだ。わたしの実家はカトリックだが、父はキリスト教哲学者だったので、プロテスタントの交友関係があった。その関係で礼拝に行ったのだと思う。 どのプロテスタントの教会もそうなのかはわからないが、その教会の礼拝にはカトリック教会のミサと同じく、「共同祈願」のコーナーがあった。カトリックではこのコーナーでは最近亡くなった教会員のために祈ったりするのだが、そのプロテスタントの教会では違った。いがみ合っている信徒二人の公開喧嘩の場と化していたのだ。 信徒Aが「信徒Bさんの八方美人な態度が教会に混乱をもたらしていることを、主よ、赦したまえ」といえば、信徒Bが「主よ、信徒Aさんの頑固さを取り除きたまえ」と返し、信徒Aがさらに「おお、主よ、信徒Bさんのため

    共同祈願のからくり - 読んだり食べたり書き付けたり
    Mmc
    Mmc 2021/02/17
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  • 天使と社畜 - 読んだり食べたり書き付けたり

    岸壁の下、うつ伏せで浮かぶサンタクロースを見下ろしてトナカイのルドルフは叫んだ。 「これで解放されるぜ! 野生動物なのに社畜にされるのも、もう終わりだ!」 同僚のトナカイであるダッシャーが呼応する。 「楽しい秋に、休日返上でおもちゃや材料を工場に運ぶ毎日も、もうたくさんだ!」 ほかのトナカイたちも唸るように吠える。 「帰ろう、北に」 だが北のサンタクロース基地に戻ると、なぜか斃したはずのサンタクロースがトナカイたちを出迎えた。 「げえっ、な、なんで?」 慄くトナカイたちにサンタクロースは言った。 「サンタクロースっちゅうんは概念だからのう。お前たちが殺したのはわしのガワじゃよ」 (くそっ、これで野生に帰れると思ったのに) (ガイネンってなんだ? とにかくこいつも殺るしかないな) トナカイたちが目で会話していると、突然空が明るくなり、天使があらわれた。 「おやめなさい、あなたがたの罪が増える

    天使と社畜 - 読んだり食べたり書き付けたり
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    Mmc 2021/02/17
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  • 三つの『赤い靴』 - 読んだり食べたり書き付けたり

    来日予定だったのが新型コロナ禍で中止になったマシュー・ボーンの『赤い』を映画バージョンで見た。このご時世で以前のように隣に他人がいての映画鑑賞はちょっと控えたいというバレエ好き、映画好きが、ル・シネマでの座席を市松状に間引いての上映に殺到しているのか、それとも一日一回上映だからか、連日チケット予約は争奪戦状態。好評を受けて二月十九日からは一日三回上映決定、三月にもアンコール上映が決まった。 マシュー・ボーンの『赤い』 舞台が出来るまで 華麗な表現で語られる、芸術を生業にした時に生活とのバランスをどうやりくりするか、という泥臭いテーマは原作映画そのまま。自分がそういう方面のプロじゃなくてよかったと思わず安堵してしまうほど怖い。アンデルセンの『赤い』でもあり、1948年のイギリス映画『赤い』でもあり、バレエ・リュス抄でもある。 映画『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い』予告編

    三つの『赤い靴』 - 読んだり食べたり書き付けたり
    Mmc
    Mmc 2021/02/17
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