景気後退で企業が広告出稿をしぼるなか、30秒を超える長尺テレビCMがじわり増加している。商品の特徴やブランドイメージをしっかり訴えることができ、広告効果が高いと評判だ。 [フォト] ゼタ・ジョーンズさんが登場する「LUX」5分間CM ユニリーバ・ジャパンは13日から、テレビ東京系列局でヘアケアブランド「LUX」の5分間の長尺CMを放映し始めた。ハリウッド女優のキャサリン・ゼタ・ジョーンズさんを起用し、3月発売の新商品をPRするもの。インターネット向けに制作した短編映画を「ブランドの持つ世界観を、ネットを利用しない人にも伝えたい」(広報マネジャー)とCM向けに再編成した。5月以降、他局でも分単位のCMを放送する予定だ。 CM総合研究所によると、日本のCMは15秒物が約8割と圧倒的だ。商品を視聴者に印象づけるのが主なねらいとなる。 CMで伝えきれない情報を補足するため、平成16年ごろか