昨年10月に開場10周年を迎えた埼玉スタジアムがもたらした県内への経済波及効果について、ぶぎん地域経済研究所が報告書にまとめた。そのうち施設利用の消費支出による経済波及効果をみると、2007年度の約109億円をピークに減少、J1リーグ浦和レッズの低迷と重なる。「レッズの観客動員数の減少が第一の要因」と同研究所。浦和は17日、埼スタで行われるホーム開幕戦で昨季のリーグ覇者・柏レイソルを迎え撃つ。サポーターに夢を、そして地域経済の活性化へ、今年こそ頼むぞレッズ! ■1674億円の効果 国内最大のサッカー専用スタジアム、埼スタは日韓共同ワールドカップの会場地として01年10月に開場してから11年12月までに日本代表戦を計20試合開催。これは横浜国際総合競技場と国立競技場(各17試合=同期比)を上回る国内最多で、「サッカーの聖地」を国内外にアピールしている。Jリーグ最多の観客動員数を誇る浦和のホー