政府は、働き方改革の実現に向けて、今月下旬にも設置する「働き方改革実現会議」のメンバーに、乳がんの治療を受けながら、がんの早期発見などの啓発活動に携わっている俳優の生稲晃子さんを起用する方向で調整を進めています。 そして、経団連の榊原会長や、連合の神津会長ら、労使双方の代表を起用する方針を固めたのに続いて、新たに俳優の生稲晃子さんを起用する方向で調整を進めています。 生稲さんは、5年前に乳がんと診断され、2度の再発を経て、3年前、右の乳房をすべて摘出する手術を受けたことを去年公表し、現在は、乳がんの治療を受けながら、がんの早期発見などの啓発活動に携わっています。政府は、生稲さんを起用することで、病気の治療を受けながら仕事を続けられる環境の整備について議論を深めるとともに、働き方改革に対する国民の関心を高めたい考えです。