(梅田望夫『シリコンバレー精神』ちくま文庫、2006年8月、文庫のための長いあとがき) 「シリコンバレー精神」とは/そのときグーグルは何をしていたのか/未来を創造する営みが水面下で続けられていた歴史/起業家主導型経済にバブルやモラルハザードの発生は必然/「シリコンバレー精神」だけがメカニズムを補強できる/活況を呈したシリコンバレーでまたバブルが起きるか/「シリコンバレー精神」でモノを書く/「二〇〇一年秋から二〇〇六年夏」のこと/その後の私
多少ネタ臭がするかもしれないけど、意外とまじめに選んでみた。文系・理系は特に意識してない。あとプログラム方面の話とかExcelのtipsみたいな分野も選んでない。 追記:いただいたコメント等について(1/2) - I 慣性という名の惰性 I 「産業構造」というものを理解するための本 自分のいる業界とか、自分の部署がやっている仕事とかを理解しようとするときの土台になる考え方を身に付けるために読む本。この土台部分がないまま日経新聞とか日経ビジネスとかを読んでも無駄無駄無駄無駄無駄無駄。業界分析本とかも同様。 自分の所属する産業が現在どういうステージにあって(成長とか衰退とか)、そのなかで自社はどういうポジション(業界のリーダーなのか泡沫なのか先行者なのか追随者なのかとか)にあるのかを把握することがまずは大事。まあ本当ならエントリーシート書く前にちゃんとやっとけという話ではある。 上司にこの手の
朝から有楽町に出かけて、フェルメール The Greatest Exhibitionを観る。2023年にアムステルダムで開かれた最大の展覧会の内容を記録したドキュメンタリー。非常に楽しめた。 フェルメールの名前を意識したのは35年くらい前に、友人に「北のモナリザ」(=「真珠の首飾りの少女」)という絵がオランダにあるのだと聞いた時だという記憶がある。10くらいしてスミソニアン美術館でフェルメールの画集を買って、学会出張の合間合間にページを繰っていて、「デルフト遠景」に巡り合った。これでフェルメール好きが確定した。15年くらい前に東京で「牛乳を注ぐ女」が展示されたときには用事にかこつけて京都から見に行った。 個人的な油絵の見方として筆触(タッチ)が気になる性分だ。これはゴッホや須田国太郎の絵が好きだからそうなったのだと自分で想像しているが、今回の映画でフェルメールの絵のいくつかをZoom up
今日は雨なので内省的に過ごす。南木佳士の「天地有情」である。 8年前の夏に、この本を読んだ。お盆で休みをとっていた時のことだった。 宇宙は自ら進化した―ダーウィンから量子重力理論へ 作者: リースモーリン,Lee Smolin,野本陽代出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2000/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見る量子重力理論から宇宙の進化論へとつながる話の展開にわくわくした。爽やかな感動はむしろ読後に深かった。ちょうど将来のことで悩んでいた頃だった。わくわくしない研究室で先の見えない研究を進め、この先の人生を研究にかかわって生きていくこと自体に懐疑をいだきはじめていた。その中で読んだ本だった。 読んでいる間、そうした鬱屈がとれていくのを感じたことを鮮明に思い出す。「感動する研究」というのがちゃんと実在するのだと実感した時間
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