ブックマーク / cocolog-nifty.hatenablog.com (6)

  • 国立国会図書館デジタルコレクションが便利すぎて知能が無理になり頭が狂いそうになったのでなんとかした - 山下泰平の趣味の方法

    国立国会図書館デジタルコレクションを使い始めてもう15年になる。昔は牧歌的な時期もあり、面白そうなタイトルを選び、チビチビ楽しみながら読むといった感じであった。ところが国立国会図書館デジタルコレクションが際限なく良くなっていくため、どんどん読み方が変っていった。 今の国立国会図書館デジタルコレクションは便利すぎるため、アクセスする資料の数がものすごいことになってきている。ここ数日のアクセスした資料を抽出してみたら、平均すると1日500あたりで、もう人間の能力では処理できない。 どう読んでいるのかというと、先にブラウザのタブで必要なものが掲載されていそうな資料を10-20程度開いておいて読み進め、必要ならページをめくるとデータを読み込む時間が発生するので、別のタブに移動してまた読むみたいなのを繰り返している。この読み方だと基的にタイトルや著者といった情報は頭に置かない。データの断片があるだ

    国立国会図書館デジタルコレクションが便利すぎて知能が無理になり頭が狂いそうになったのでなんとかした - 山下泰平の趣味の方法
  • ゴールデンカムイの不死身の杉元と明治の不死身キャラの類似性とその進化について - 山下泰平の趣味の方法

    ゴールデンカムイが完結した。せっかくなので全部読んだ。主人公がやたらに「俺は不死身の杉元だ!!」と叫ぶのを読むうちに、そういえば明治時代にも不死身キャラがいたなと思い出し、少し似ているところがあるなと、軽い気持で書き出したのがこの記事なのだが、またもや18000文字くらいになってしまった。これでもかなりはしょった所があるので、詳しいことが知りたい人は、途中で紹介している私のを読んでいただければ幸いである。 令和の不死身、明治の不死身 昔の不死身キャラたち 理屈の世界における不死身 盗作される粂平内 平内の不死身の活かしかた 明治のパワーインフレ さらなる不死身キャラの登場 創作者たちの善意は続く 令和の不死身、明治の不死身 ゴールデンカムイが面白かった。 ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:野田サトル集英社Amazon 面白い作品は、多くの人から愛され

    ゴールデンカムイの不死身の杉元と明治の不死身キャラの類似性とその進化について - 山下泰平の趣味の方法
  • 明治の若者たちはいかに無銭旅行を成功させたのか - 山下泰平の趣味の方法

    この記事では明治時代の若者たちがいかにして無銭旅行を成功させたのか、その手法を中心に2万文字かけて解説している。 無銭旅行があった 無銭旅行とはなにか 若者たちは無茶をする 短期間だから無銭旅行ができた 人を殴ったり投げたりしたので無銭旅行ができた 普通にお金を使って旅行をした その辺の野菜や動物をって旅行をした コミュニティーの親分を殴り倒して旅行をした 無銭旅行したと言い張った 嘘をついて他人に迷惑をかけて旅行した 働きながら旅行をした 丈夫だから普通に無銭旅行ができた 中学生は仲間だという荒い戦略で失敗しながら旅行をした 早めに失敗したから死なずに済んだ 普通に強盗をして逮捕された 慎重な無銭旅行 失敗した人々の末路 行商をしながら旅行をした 雑誌で知り合いを作っておいて旅行をした 彼らはどこにたどり着いたのか たとえそれが幻想であったとしても 無銭旅行があった 明治の二十年あたり

    明治の若者たちはいかに無銭旅行を成功させたのか - 山下泰平の趣味の方法
  • 一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法・金子文子の場合 39000文字 - 山下泰平の趣味の方法

    一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法 どうすれば金子文子は卒業できたのか 苦学と金子文子の状況と 小学校時代 優秀であるがゆえの悲劇 文子の痛手 文子の上京 幸運な上京 文子の戦略ミス 厳しい苦学界 苦学の真実 嫌な社会 女性の苦学は難しい 文子が最初にしたほうがいいこと 先人の跡をたどれば 犯罪スレスレで苦学した男 苦学を使って大儲けした男 そもそも苦学が必要ない人たち メディアを使って記者になる 登校拒否の人 せずにいられないことをする 苦学を成功させるには まとめ 一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法 親ガチャなんて言葉がある。「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」といった意味らしい。対義語は「実家が太い」で、貧困層に生れてしまうと、選択肢や機会が極端に少ないなんて問題もある。これらはずっと存在していたものではあるが、 SNS などで格差や個々人の能力や考

    一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法・金子文子の場合 39000文字 - 山下泰平の趣味の方法
    Mozhaiskij
    Mozhaiskij 2021/11/11
    "頼れる人には限界まで頼り、使えるものや能力は全て使う。コミュニケーションを重視する。情報収集をする" 何においても大事
  • 焼きそばから逃げずにむしろ突っ込めば焼きそばが逃げる - 山下泰平の趣味の方法

    エンジニアの人が祭で屋台焼きそばを作らされそうになったから、仕事を辞めたという話があって、これは妥当な判断だと思う。しかしながら焼きそばを作らされそうになるたびに転職していたら、かなりダルい。だから覚えておいて欲しいんだけど、逃げるから焼きそばが追ってくるわけで、こっちから焼きそばに突っ込んでいったら焼きそばは逃げる。これを焼きそばのパラドックスと言います。 今日の午後、君が偉い人に焼きそばを焼いてくれって言われたら『生麺を蒸して下味を付けなきゃいけないので前日から仕込みが必要ですね』などと返答する。そしたらウヮーこいつ張り切っちゃってるよウゼーって思われる。さらに豚肉に下味付けはじめたり、海老を片栗粉ふりかけて洗ったりしながら『ワイの洗った海老は宝石より輝やくでッ!!』などと絶叫した時点で、誰も君に焼きそばのことを話さなくなると思うんだけど『水の質の悪い中国だからこそ油通しの技法が登場し

    Mozhaiskij
    Mozhaiskij 2015/09/02
    面白いけどさ(^_^;)
  • 歩行者が車を殴れば交通マナーは向上する - 山下泰平の趣味の方法

    生活圏には、だいたい自分と同じくらいの階層の人間が集まっている。自分の生活圏で異常な行動を取れば、排除され生活するのが難しくなる。だから普通の人は、あまり異常な行動をしない。 ところが道路では階層もなにもなく、生成りの人間同士が出会う。道路で異常な行動を取ったとしても、事故を起さない限りはデメリットはない。それどころか移動の速度が向上したり、気分が良かったりする。結果的に道路での移動では、不快な出来事が起きがちである。 効率重視で生きている社会的な地位の高い人が熟考し、ジャイロキャノピーが最も合理的な移動手段だと結論を出したとしても、実行に移すことは滅多にない。自分一人が移動するのならば問題ないのだが、道路では他人が存在するため、不快な思いをする可能性が高いからである。 道路では乗り物の値段で階層が形成されるため、金額の高い車はあまり嫌がらせを受けることがない。ジャイロキャノピーは嫌がらせ

    Mozhaiskij
    Mozhaiskij 2015/06/01
    ヤバい
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