4月29・30日の2日間にわたって開催された「ニコニコ超会議」は、昨年同様15万人超の来場者を動員した。まず成功といって差し支えない結果だろう。これだけの数字を達成できた理由は様々考えられるが、大きな原動力の一つとなったのが「超歌舞伎」であることは間違いない。 「超歌舞伎」はその名の通り、「ニコニコ超会議」と歌舞伎がコラボレーションした大型企画。幕張メッセのイベントホールを使用し、2日間で5回公演を行った。 もっとも、単純に超会議内で従来の歌舞伎を上演するという安易なコラボではない。メインとなるキャストは中村獅童と初音ミク。そう、実際の歌舞伎役者と、バーチャルの歌姫が同じステージで共演を果たしたのだ。 公演の模様はすべてニコニコ生放送で無料配信され、会場側に設けたモニターにも視聴者コメントが反映された。スクリーンを使って映像を流したり、セリフを表示したりと、従来の歌舞伎の枠にとらわれないユ