朝日新聞浜松支局の57歳の支局長が、静岡県磐田市内の専門学校に正当な理由なく入ったとして、今月、建造物侵入の罪で罰金の略式命令を受けていたことがわかりました。支局長は専門学校の保護者会を取材するため、生徒の親族と身分を偽って建物に入ったということです。 その際、一緒にいた生徒の保護者が、支局長を「息子の叔父」だと受け付けの職員にうその紹介をし、支局長もそれを否定せず、専門学校の建物に入りました。 これについて検察は、生徒の親族だと身分を偽って正当な理由がなく専門学校の中に入った行為は建造物侵入の罪にあたるとして略式起訴し、支局長は今月23日、罰金10万円の略式命令を受けました。 朝日新聞はこの取材を基にした原稿は出していないとしていて、取材内容を明らかにしていません。 朝日新聞広報部は「社員が刑事処分を受けたことを重く受け止め、適切に対処いたします」とするコメントを出しました。