数々の経営難を乗り越えてきたローカル鉄道、銚子電気鉄道(千葉県銚子市)社長の竹本勝紀さん(58)。慶応義塾高校(横浜市、塾高)から慶大経済学部卒業後に地元千葉県の税理士となった。不可思議な縁で経営難の銚電の経営者に。波瀾(はらん)万丈の人生は慶応OBパワーに支えられている。 40歳のとき、ある弁護士との運命的な出会いがあった。 「つぶれそうな会社がある。手伝ってもらえないか」。千葉市で税理士をやっていた私は、ある弁護士さんからそう声をかけられました。実はある顧客絡みの裁判でこちらが被告となり、その弁護士さんは原告側の代理人だったのですが、裁判が終わった後、「昨日の敵は今日の友。竹本さんは本当に顧客のために一生懸命やる税理士だということが分かった」と協力を求められました。 その方は経営難に陥った銚電の顧問弁護士をされていました。しかも元社長の横領事件で銚電はいわれもない約1億円の借金を抱えて
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