■BMJ■ ドイツの検診のパラダイムシフト Towards a paradigm shift in cancer screening: informed citizens instead of greater participation*1 検診については世界各国で見直しが行われ、”検診の害”という部分に少しずつ焦点が当たってきています。未だ日本では早期発見・早期治療が何よりも素晴らしいという幻想に包まれていますが、実際にはそうではないことも多いことに注意しながら検診を考えていく必要があります。 そんな中ドイツが検診についてパラダイムシフトとも思われる宣言をしています。具体的な内容としては、①検診ではしっかりと害を伝えること、②利益と害について情報提供出来る医師作りをすること、の二本柱です。今までの検診のアウトカムのメインに「検診率アップ」というアウトカムがありました。某日本の行政では検診