ブックマーク / president.jp (25)

  • 「腐敗臭と糸引き=食中毒」ではない…管理栄養士「見た目と臭いではわからない食中毒の本当の怖さ」 夏は食中毒のハイシーズンではなかった

    夏は中毒が心配になる季節。どうすれば中毒を予防できるのか。管理栄養士の成田崇信さんは「物の腐敗は見た目や臭いでわかりますが、中毒細菌が繁殖していても見た目や臭いに変化のない場合がほとんどなので、見分けることはできないことを知っておいてほしい」という――。 「中毒」イコール「腐敗」ではない そもそも中毒とは、どういうものでしょうか。改めて聞かれると、うまく答えられない方もいるかもしれません。中毒とは、飲物などに含まれている微生物やウイルス、化学物質や自然毒が原因で起こる急性の健康被害をいいます。嘔吐や腹痛、下痢などの消化管症状や発熱が主症状ですが、命に関わる危険な状態に陥ることもあり注意が必要です。 中毒というと、一般的に「べ物の中で細菌などの微生物が繁殖し、腐った状態のものをべて起こるもの」というイメージを持たれがち。だから品の見た目や臭いをチェックすれば安心と考え

    「腐敗臭と糸引き=食中毒」ではない…管理栄養士「見た目と臭いではわからない食中毒の本当の怖さ」 夏は食中毒のハイシーズンではなかった
    NATROM
    NATROM 2024/07/23
    食中毒(とくに細菌性/ウイルス性食中毒)について。まともな記事が読まれますように。
  • 「がんが消えた」という体験談は本当なのか…きわめてまれに起こる"自然退縮"という奇跡 ただし、がんが自然に治る可能性はあまりにも低いので標準医療は必須

    ちまたには「がんが消える」と称する事法や代替療法が多数ある。当にがんは消えるのか。内科医の名取宏さんは「標準医療以外のいわゆる代替療法で、臨床試験で効果が証明されたものはありません。一方で、きわめてまれながら、がんが自然退縮するケースはあります」という――。 「がんが消えた!」体験談はほぼウソ 世の中には、各種がんの標準医療以外に「がんが消える」と称する事法や治療法が数多くあります。野菜ジュースで、玄米菜で、塩で、精神統一で、温熱療法で……さまざまな方法でがんが消えたと、WEBサイトや書籍、雑誌、商品の通販ページなどに書かれています。こんなに種類があるのかと驚くほどです。がんが消える事法がない理由は前回の記事の通りですが、治療法でも同じこと。標準医療以外のいわゆる代替療法で、きちんとした臨床試験で効果が証明されたものはありません。 がん治療は副作用や合併症を伴うことがありますから

    「がんが消えた」という体験談は本当なのか…きわめてまれに起こる"自然退縮"という奇跡 ただし、がんが自然に治る可能性はあまりにも低いので標準医療は必須
    NATROM
    NATROM 2023/04/11
    がんの自然退縮について書きました。数万例に1例ぐらいだと言われていますが、がん腫や統計の取り方によってはもっと高い頻度が報告されています。とても興味深い現象です。
  • どれもこれも科学的根拠が全くない…「がんが消える食事法」が引き起こす恐ろしい悲劇 効果という「利益」はなく、健康や生活の質や人間関係に「害」を及ぼす

    「がんになったら砂糖はとるな」「がんには生野菜ジュースが効く」など、がんには事療法がいいといわれがちだ。内科医の名取宏さんは「どの事法にも根拠はなく、むしろ不要な事制限は害を招きます」という――。 事法の内容が多様なのは根拠がないから 以前から「がんが治る」「がんが消える」「がんが劇的に寛解する」などと称する事法が広く流布されていて、今も大人気です。しかし残念ながら現時点で、がんが治ることが臨床試験で証明された事法は存在しません。そのような事法があるなら、とっくに多くの病院で提供されています。 がんが治ると称する事法はさまざまです。「糖質はがんのエサになるからダメ」とする事法があれば、「糖質の多い玄米が一番」という事法もあります。「ヨーグルトは腸内環境を改善して免疫力を上げる」という事法があるかと思えば「乳製品をはじめとした動物性たんぱく質を避けるべき」という事法も

    どれもこれも科学的根拠が全くない…「がんが消える食事法」が引き起こす恐ろしい悲劇 効果という「利益」はなく、健康や生活の質や人間関係に「害」を及ぼす
    NATROM
    NATROM 2023/03/10
    がんが治ると称する食事法には根拠がないばかりか、大きな害を及ぼすこともあります。プレジデントオンラインに寄稿しました。
  • 「クレーム殺到」を覚悟していたが…「全席タバコOKカフェ」を展開したら想定外の大好評となったワケ 周辺住民は満足、高給バイトは人気、店舗経営は黒字

    きっかけは新型コロナの影響です。客数減少により喫煙目的店に改装した店舗は、毎月100万~200万円の赤字が出ていて、大きな打撃を受けていました。 私たちはおのおのの街の財産となる、皆さんのお役に立てる店づくりを目指しています。この機会にベローチェのうちいくつかを喫煙者の方を対象とした専門店に変えれば、需要とマッチして皆さんにも喜んでいただけるのではないかと思ったのです。 「THE SMOKIST COFFEE」に課した2つの使命 最近はビル内の喫煙室や屋外の喫煙所などもありますが、皆さんが喫煙のために行列している様子を見かけることがあります。来なら心のゆとりにつながるはずの「一服できる場所」が、中毒性を助長するような場になっているのではないか、私は前々から疑問を感じていました。 一方で、非喫煙者にとっては、路上喫煙はもちろん喫煙所の煙やにおいも迷惑なものです。ですから、当社で専門店をつく

    「クレーム殺到」を覚悟していたが…「全席タバコOKカフェ」を展開したら想定外の大好評となったワケ 周辺住民は満足、高給バイトは人気、店舗経営は黒字
    NATROM
    NATROM 2023/03/08
    「喫煙目的店で仕事をしていただくわけですから、その分、時給を高く設定しています」。従業員に配慮しているのもよい。いわば危険手当。職場における受動喫煙にも害はあるが容認内だと考える。
  • 「お酒は少量であれば健康に良い」は間違い…最新研究で分かった"お酒と健康"のキビシイ関係 残念ながら飲酒に"適量"は存在しない

    お酒の“ちゃんぽん飲み”は二日酔いと関係ない 人類と酒の付き合いは長い。古代からである。みなさんもアルコールを飲む機会があるに違いない。アルコールについて、さまざまな説が流れている。たとえば、アルコールは健康にいいとか、悪いとか、ビールをワインの先に飲むと二日酔いしないとか、二日酔いには迎え酒が効果的とか。そこで、アルコールに関するホントとウソを検証していくことにする。

    「お酒は少量であれば健康に良い」は間違い…最新研究で分かった"お酒と健康"のキビシイ関係 残念ながら飲酒に"適量"は存在しない
    NATROM
    NATROM 2023/02/23
    いい記事。でもさ、『「健康神話」を科学的に検証する』のであれば、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く』という話も科学的に検証したほうがいいと思うよ。
  • 「血液は生理食塩水で代用できるから輸血は必要ない…」そんな荒唐無稽なデマの裏事情を医師が解説 動物の血を輸血した昔から、人の血を安全に輸血できるようになった今まで

    「輸血は危険だからしないほうがいい」「血液の代わりに生理塩水や海水を入れたらいい」などという説がある。内科医の名取宏さんは「あまりにも荒唐無稽なデマです。輸血の歴史と現状をきちんと知っておけばだまされません」という――。 大昔は動物の血液を人に輸血していた 血液型の発見は、輸血と密接に関わっています。けがなどで大量に出血した患者さんに血液を補えば命を助けられるのではないかという発想は自然なもので、古くは17世紀には最初の輸血が試みられたそうです。 ところが、なんと当初はヒツジなどの動物の血液を人に輸血しており、うまくいきませんでした。動物の血液を人に輸血するなんて、あまりにも野蛮で乱暴なように思えますが、当時の医学のレベルから考えるとやむを得ないでしょう。 19世紀の初頭には人から人への輸血の最初の成功例が報告されましたが、血液型が知られていなかった頃の輸血は運任せでした。たまたま同じ血

    「血液は生理食塩水で代用できるから輸血は必要ない…」そんな荒唐無稽なデマの裏事情を医師が解説 動物の血を輸血した昔から、人の血を安全に輸血できるようになった今まで
    NATROM
    NATROM 2023/02/09
    輸血の話を書きました。生理食塩水や海水が輸血の代用になるという話はとっかかりで、赤血球や血小板や血漿の役割や輸血製剤の使い分けについて知っていただければ幸いです。
  • 「自分の血液型を知っておく必要はない」現役内科医がそう断言する医学的な理由 自己申告の血液型を信じて輸血するような医療機関はない

    では「A型は神経質」というふうに、血液型で性格を語られがちだ。内科医の名取宏さんは「昔、流行した『血液型人間学』というが発端で確かな根拠はない。偏見や差別につながるし、嫌な思いをする人もいるだろうから気軽に話さないほうがいい。それに、自分の血液型を知っておく必要もない」という――。 「O型には大雑把な人が多い」のは当か ご存じのように、ABO式血液型では、血液はA型、B型、O型、AB型の4タイプに分けられます。以前、その血液型と性格は関係しているという説を、会話のきっかけにする人がたくさんいました。たとえば「A型は神経質で真面目な性格だ」「O型には大雑把おおざっぱな人が多い」「B型の人の性格はマイペース」「AB型は変わり者ばかり」などといった感じです。 こうした主張が日で信じられていたのには、1970年台に『血液型人間学』と称する一般書がベストセラーになったという背景があります。

    「自分の血液型を知っておく必要はない」現役内科医がそう断言する医学的な理由 自己申告の血液型を信じて輸血するような医療機関はない
    NATROM
    NATROM 2023/01/05
    血液型と性格、血液型と感染症(新型コロナ等)の関連、および、自分の血液型を知っておく必要性について。とくに新生児・乳児に対しては必要に迫られない限り、血液型の検査を受けることはおすすめしません。
  • 「中には無意味なものもある」内科医が教える"使えるコロナ検査キットとダメな検査"の見分け方 そもそも「抗体検査」「抗原検査」「PCR検査」の違いを説明できるか

    新型コロナウイルスの検査キットがドラッグストアやインターネット上で売られている。それらの結果は信じていいものなのか。内科医の名取宏さんは「それぞれの検査の種類と特徴を知ったうえで、選んで使うことが大切だ。中には無意味なものもある」という――。 検査の場所、種類、方法はさまざま はじめまして。内科医の名取宏と申します。私は勤務医として日々患者さんと接していますが、医師にとって当たり前のことでも患者さんにはそうではなかったり、逆に医師が気付かないようなことを患者さんから学ぶこともよくあります。ですから、この連載が患者さんと医療者の距離を少しでも近づけることができるようなものになるといいなあと考えています。 さて、今回は新型コロナウイルス感染症の検査についてのお話です。2020年春頃は医療機関でもPCR検査がすぐにはできないという状況がしばらく続き、感染症を専門としたごく限られた医療機関でしか検

    「中には無意味なものもある」内科医が教える"使えるコロナ検査キットとダメな検査"の見分け方 そもそも「抗体検査」「抗原検査」「PCR検査」の違いを説明できるか
    NATROM
    NATROM 2022/05/07
    新型コロナの検査キットについて。
  • 発見が最も難しい「暗黒の臓器」すい臓がんを劇的に見つけやすくする"あの飲み物" なんと5年生存率が30%→50%

    早期発見できないがんも、慌てる必要がないがんもある がんは「早期発見・早期治療で治る病気になった」と、よくいわれます。治療するにしても絶対に入院が必要というわけではなく、働きながら通院治療という方もたくさんいます。 1981年以降、2020年に至るまで日人の死因のトップであったがんが、「早期発見・早期治療で治る病気になった」という情報は、多くの人に安堵をもたらしたと思います。 しかし、「ただし」という次のような注釈をつけさせてください。 ①ただし、早期発見をしても慌てて治療する必要がないがんもある。 ②ただし、早期発見できないがんもある。 ①に当たるがんは、図表1の「早期発見が役に立たない場合」です。 甲状腺がん、前立腺がんなどが当てはまります。 どちらも大半は進行がゆっくりで、発見可能になった段階から実際に症状が出る進行がんまで、10~30年かかる場合もあります。 例えば、今現在50歳

    発見が最も難しい「暗黒の臓器」すい臓がんを劇的に見つけやすくする"あの飲み物" なんと5年生存率が30%→50%
    NATROM
    NATROM 2021/09/06
    たぶん中山先生はわかっていらっしゃると思うけど、5年生存率が30%か50%に改善したことはがん検診の有効性を示したことにはなりません。
  • 「イベルメクチンこそ新型コロナの特効薬」を信じてはいけない5つの理由 有効性はまだ確認されていない

    「副作用もなく安全」として紹介されているが… 「いま人工呼吸器を装着している患者は30代。やや肥満ですが、それ以外に基礎疾患はありません。コロナ第5波になってからは、40、50代の現役世代が重症化するようになりました。しかも患者数が激増してベッドが塞がり、搬送依頼があっても受けられない時もあります」 こう話すのは、新型コロナ治療の最前線で指揮をとる、埼玉医科大学総合医療センターの岡秀昭教授。自身が基礎疾患を抱えながらも、急増するコロナ患者の対応にあたる。 デルタ株に置き換わった新型コロナウイルスが猛威をふるい、病床が圧倒的に足りず、必要な治療が受けられない状態が続く。東京都内では、親子3人の家族全員が新型コロナに感染、40代母親が自宅療養中に死亡する悲劇も起きた。国民全体の半数が一度もコロナのワクチンを接種していないまま、第5波の出口は見つかっていない。 未曾有の混乱と不安の中で、いま注目

    「イベルメクチンこそ新型コロナの特効薬」を信じてはいけない5つの理由 有効性はまだ確認されていない
    NATROM
    NATROM 2021/08/21
    Elgazzarらの論文の撤回やTOGETHER試験の中間解析でだいぶ旗色は悪いですが、現時点では「ほぼ間違いなく、コロナには効かない」「将来確認される見通しはほとんどない」とは言えないと思います。
  • 「脱炭素の名を借りた日本車締め出し」欧州の姑息な手口に悩みを深める自動車業界 「ホンダにも戦ってほしかった…」

    ホンダはこの日、2040年までに世界での新車販売全てを電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)に切り替えると発表した。ハイブリッド車(HV)も含め走行中に二酸化炭素(CO2)を排出する新車の販売はやめる。新車販売全てをEVとFCVとする計画を出したのは、国内の自動車大手ではホンダが初めてだ。 同社の2020年の世界販売台数は445万台で、EVとFCVの販売比率は合計で1%未満だ。地域別では、先進国はEVとFCVの割合を2030年に40%、2035年には80%に高める。2024年に北米でGMと共同開発した大型EV2車種を投入し、2020年代後半に別のEVも発売する。中国では2022年に新型EVを発売し、今後5年以内に10車種のEVを投入する。日では2024年に軽自動車のEVを発売するという計画だ。 低公害の独自エンジン「シビック」の伝統があるのに… 当時、二輪車メーカーとしての知名度しかな

    「脱炭素の名を借りた日本車締め出し」欧州の姑息な手口に悩みを深める自動車業界 「ホンダにも戦ってほしかった…」
    NATROM
    NATROM 2021/04/30
    すでに姑息警察から指摘があるけど、世界的な潮流を無視してガソリンエンジン車を作り続けるほうが本来の「姑息」(一時しのぎ)の意味に近いよね。
  • 気休めにしては危険すぎる…現役医師が「空間除菌グッズは使うな」と断言する理由 危険を放置するメーカーの無責任

    「空間除菌」をうたう商品がたくさん販売されている。しかしダマされてはいけない。内科医の名取宏氏は「空間除菌グッズは限定された環境下でしか効果を発揮できず、除菌能力は低い。むしろ咳や呼吸困難などの健康被害も出ている。気休めとして使うものとしては危険すぎる」という――。 「空間除菌」グッズの位置付けは医薬品ではなく雑貨 新型コロナウイルス感染症が流行してすでに1年以上が経ちました。この原稿を書いている2021年4月上旬の時点では、緊急事態宣言は解除されたものの、各地で感染者の増加が見られます。ワクチンの接種もはじまっていますが、接種者の割合は人口の1%にも達していません。手洗い、マスク着用、三密の回避、会の自粛といった感染対策を続けることが必要です。 なかには、ちょっと怪しい感染対策もあります。空中に消毒薬を拡散させることで空気を消毒すると称する、いわゆる「空間除菌」は、しきりと宣伝されてい

    気休めにしては危険すぎる…現役医師が「空間除菌グッズは使うな」と断言する理由 危険を放置するメーカーの無責任
    NATROM
    NATROM 2021/04/23
    アップされてからミスが見つかるのはなぜなんだ。「介入群と対象群の背景の差」→「介入群と対照群の背景の差」、「咳、呼吸器、悪心のほか」→「咳、呼吸困難感、悪心のほか」。
  • 「60粒で12万円の若返りサプリ」内科医が"タダでも飲まない"と断言するワケ 効果も副作用もよくわからない

    若返り効果をうたう「NMN」というサプリメントが話題だ。内科医の名取宏氏は「私が調べた限り、NMNの効果を検証する臨床試験は発表されていません。効果はあるかもしれませんが、どんなリスクがあるかも不明です。私は絶対に飲みませんし、家族や友人にも勧めません」という――。 若返り効果が期待されているNMNだが… NMNサプリメントが話題になっています。 アンチエイジング、若返りの作用があるなどとして、サプリメントの製造販売業者やインフルエンサーが商品として販売しています。また、若返りだけでなく、糖尿病をはじめとしてさまざまな疾患に効果があるとも主張されています。 もし当なら少々お高くても摂取してみたいところですが、現時点で入手できる情報で判断する限りでは、私なら摂取しませんし、家族にも勧めません。無料でも嫌です。 そもそもNMNとは何でしょうか。 物質名「ニコチンアミドモノヌクレオチド」で頭文

    「60粒で12万円の若返りサプリ」内科医が"タダでも飲まない"と断言するワケ 効果も副作用もよくわからない
    NATROM
    NATROM 2020/12/19
    抗老化作用があるとされるNMNサプリメントについてプレジデントオンラインに寄稿しました。現時点ではヒトにおける効果や副作用の情報はかなり限定的です。
  • 「ウコンを飲み始めて3カ月で死亡」ネットで流行の健康サプリを飲んではいけない 効果は少なく副作用は未知数

    ネットでは美容や健康、若返りなどさまざまな効果を謳うサプリメントが販売されている。飲んでも大丈夫なのだろうか。内科医の名取宏氏は「医療では補えない不安を解消したい人がサプリメントを買うのだろう。だがサプリメントはどんなに高価でも効果があるとは限らない」という——。 効果があいまいなサプリメント みなさん、水素水のことを覚えておいででしょうか。 コンビニなどで一度は見かけたことがあると思います。水素分子が有害な活性酸素と反応し中和することでさまざまな効果を発揮すると称されていますが、健康な人が水素水を飲用して健康にプラスがあるかどうかは、当時はもちろん、いまでも証明されていません。 ですが、効果があるかどうかわからなくてもブームになれば売れます。多くの業者がブームに乗っかって水素水を販売しました。医薬品と違って健康品やサプリメントは効果を証明する必要がありません。 そのため、効果があやふや

    「ウコンを飲み始めて3カ月で死亡」ネットで流行の健康サプリを飲んではいけない 効果は少なく副作用は未知数
    NATROM
    NATROM 2020/12/09
    サプリメントのリスクについてプレジデントオンラインに寄稿しました。なお、ウコンによる死亡事例は2001年の話です。新聞でも報道された事例ですが、覚えていらっしゃる方は少ないようです。
  • 「外出自粛はすべてに優先する」という専門家を信じてはいけない 死亡原因は「重い肺炎」だけではない

    新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外出自粛の呼びかけが広がっている。精神科医の和田秀樹氏は「そうした見解は、政府の専門家会議を根拠にしているが、メンバーのほとんどが感染症の専門家で、他分野の声が届きづらい。感染拡大防止だけを目的にすると、経済苦による自殺などを見落としてしまう。もう少し冷静な対応が必要ではないか」という——。 コロナ対策を指揮する安倍首相を感染症専門家の「言いなり」か 新型コロナウイルスにまつわるパニックのような状態が世界中に広がっている。 現状、日は欧州などに比べれば感染者数も死者数も少ない。その意味で、政府や国民の「慌て方」はいかがなものかと前回の記事で述べた。感染爆発するかどうかの重大局面であることは承知しているが、やはりもう少し冷静な対応が必要ではないか。 安倍政権の対応を見ていて、もう1点、首をかしげたくなることがある。それは特定分野の専門家の意見に従いすぎ

    「外出自粛はすべてに優先する」という専門家を信じてはいけない 死亡原因は「重い肺炎」だけではない
    NATROM
    NATROM 2020/04/09
    医学に関する記述はまったく信用しなくていいです。和田秀樹氏は近藤誠氏と共著で検診否定の本を書きつつ自分のクリニックではインチキ自費診療検査をやっている。ニセ医学やるにしても一貫性ぐらいは保てよ。
  • 「ワクチンは怖い」と思う人に知ってほしいワクチンの効能 「免疫は自然につく」なんて本当か

    新型コロナウイルスを防ぐワクチンはまだない。一方、麻しん、おたふく風邪、風しん、インフルエンザなどの感染症にはきちんとしたワクチンがあり、接種すればリスクを小さくすることができる。東京慈恵会医科大学葛飾医療センターの堀向健太助教は「ワクチンをいたずらに怖がらず、効能を知ってほしい」と訴える――。 「まじめ」だからこそ、怖くなってしまう ──なぜ、感染症を予防するためのワクチン接種をためらう親御さんがいるのでしょうか。 【堀向健太先生(以下、堀向)】ひとついえるのは、ワクチン接種をためらう親御さんも、皆さん「子どもの健康と幸せ」を心から願っているんですよ。時々「子どもにワクチンを打たせないのは虐待だ」という人もいますが、それはまた、行き過ぎた表現と思うのです。たまたま間違った知識を入り口にしてしまっただけで、むしろ思いが強いから突っ走ってしまうのかもしれません。 こうした親御さんはまじめなか

    「ワクチンは怖い」と思う人に知ってほしいワクチンの効能 「免疫は自然につく」なんて本当か
  • 新型コロナウイルスで「やってはいけない」5つのNG行動 「N95マスク」を買ってはいけない

    現役医師が語る「新型コロナ」であわててやってはいけない5大NG行動 新型コロナウイルスによる肺炎が世界的に流行している。今のところ、新型コロナへの有効性が証明されている抗ウイルス薬やワクチンはない。また、インフルエンザウイルスのような「迅速検査キット」もない。 このため有効なのは、風邪と同じ一般的な対策だ。手洗い・うがいの励行、マスクの着用、不要の外出を避ける、十分な栄養睡眠をとることだ。一方で、あわてて「やってはいけないNG行動」を取っている人も多いようだ。今回は5つの観点から指摘したい。

    新型コロナウイルスで「やってはいけない」5つのNG行動 「N95マスク」を買ってはいけない
    NATROM
    NATROM 2020/02/18
    こちらは良い記事。
  • 死者1万人超「米国インフル猛威」は新型コロナかもしれない 自己申告の「感染者」の本当の病名

    米国で季節性インフルエンザが猛威をふるい、患者は2600万人以上、死者は約1万4000人にのぼっている。だが、一連の情報を発表してきた米疾病対策センター(CDC)が「インフル症状だった人に新型コロナウイルス検査をする」と発表した。麻酔科医の筒井冨美氏は、「インフル患者とされた人の中に、相当数の新型コロナ患者がいる恐れがある」という――。

    死者1万人超「米国インフル猛威」は新型コロナかもしれない 自己申告の「感染者」の本当の病名
    NATROM
    NATROM 2020/02/18
    アメリカ合衆国でも今後、リンクのない感染者が見つかる可能性は高いと思います。ただ、それと「インフル猛威は新型コロナ」とは全然別の話です。
  • 医師と製薬会社社員が「絶対に飲まないクスリ」 たとえ高額でも「飲みたいクスリ」 (2/6) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

    「日ではARB阻害薬がよく飲まれていますが、より効果が高く薬価が安いACE阻害薬は、アメリカやヨーロッパでは人気があります」というのは、製薬メーカーの元営業マンのA氏だ。A氏自身が高血圧でACE阻害薬を服用しているという。 糖尿病で怖いのは、高血糖の状態が続くと、血管が傷つき合併症を引き起こしやすくなること。脳や心臓の血管で動脈硬化が進むと脳梗塞や心筋梗塞が起きやすくなる。糖尿病も高血圧も、治療はまず事療法と運動療法を行い、効果がない場合は薬物療法を行う。 福岡徳洲会病院人工関節・リウマチ外科センター医長の陳維嘉氏は「糖尿病の治療でよく使われているSU薬やグリニド薬などは、事療法や運動療法がきちんとできないと低血糖になるリスクがあり、生活が不規則な自分が患者なら飲みたくないクスリです」ときっぱりという。 コレステロールは体の細胞膜の主要な材料であり、副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどの

    医師と製薬会社社員が「絶対に飲まないクスリ」 たとえ高額でも「飲みたいクスリ」 (2/6) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
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    NATROM 2020/01/27
    「ARB阻害薬」だと「アンジオテンシンII受容体拮抗薬阻害薬」になってしまう。ARBを誤って大量投与したときに使うのかな?(タイトルはダメだけど、記事内容全体の質は、まあまあそこそこです)。
  • 教養がある人ほど「陰謀論」に引っかかる | プレジデントオンライン

    「陰謀論」に騙されるのはどんな人か。累計47万部のベストセラー『応仁の乱』(中公新書)の著者・呉座勇一氏は「高学歴で自分に教養があると思っている人ほどよく引っかかる。たとえば歴史学の専門家が陰謀論者になることも多い」という。呉座氏はそうした陰謀論を新著『陰謀の日中世史』(角川新書)で徹底論破している。陰謀論に共通する「パターン」とは――。(後編、全2回)/聞き手・構成=稲泉 連 数々の陰謀論の特徴を抽出しパターン化 ――書を執筆する過程で、呉座さんは多くの陰謀論のを読み込んでいます。そのなかで、どのような特徴が見えてきたのでしょうか。 今回、の中で約20の陰謀論を検証しました。保元の乱を手始めに、源義経をめぐるもの、足利尊氏や関ヶ原の戦いについての陰謀論などを取り上げましたが、陰謀論を語る人たちのをひたすら読んでいて抱いたのは、よくこれほど想像を膨らますことができるな、という感想

    教養がある人ほど「陰謀論」に引っかかる | プレジデントオンライン
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    NATROM 2018/06/04
    「実際に歴史学の専門家が専門外の分野で陰謀論者になったり、陰謀論すれすれの説を語り始めたりする例は多く見られます」。そんなことあるんかいと思ったけど医学分野のことを考えれば普通にあった。