戦艦大和の特攻出撃の決断をさせた「その場の空気」と近いものを感じる、国土交通省の原因未究明段階でのボーイング787運航再開承認 ボーイング787の問題で原因未究明段階で国土交通省が運航再開の「承認」出したことに説得性を欠くと産経新聞が報じています。記事では、大丈夫だと主張するお役人と、この状態での判断は説得性を欠くという専門家の意見を紹介している訳ですが… たまたま最近手にした書籍に山本七平氏の「空気の研究」があるのですが、そこでは戦艦大和の出撃を無謀とするデータ、明確な根拠がありながら、その場の空気としてその出撃をは当然だと思ったという昭和55年の文藝春秋の特集で取り上げた軍司令部次長・小沢治三郎中将の発言を載せており、そこでは、このような指摘がなされています。 大和の出撃を無謀とするする人びとすべて、それを無謀と断ずるに至る細かいデータ、すなわち明確な根拠がある。だが一方、当然とする方