香港で、中国共産党に批判的な本を取り扱う書店の関係者が行方不明になったことを受けて10日、数千人の市民が、中国当局に拘束されていると主張して抗議活動を行いました。 こうしたなか香港では10日、主催団体の発表でおよそ6000人の市民が「香港の言論の自由を守れ」などと叫びながら、中国政府の出先機関の建物まで抗議のデモ行進を行いました。 デモの参加者は、5人は中国当局に拘束されていると主張して即時の釈放を求め、参加した男子学生は「中国政府がこのようなやり方で香港での本の出版を禁じようというのは、不合理、不公正で、憤りを覚える」と話していました。 地元のメディアによりますと、書店の親会社の株主の男性は先月30日に香港で行方が分からなくなり、その後、妻に対し香港に隣接する広東省の電話番号で「調査に協力する必要がある」とする電話があったということです。 この問題について、中国の王毅外相は「無意味な推測