ハーフ(half)は「半分の」という意味で、日本語でもよく用いられますが、英語の half と日本語の「ハーフ」では意味にも用法にも少なからず隔たりがあります。 両親が国際結婚であり、異なる民族の血を引いている、という意味合いは、英語の half にはありません。また、「何の(半分)なのか」という対象・全体を明示せず単独で half と述べる言い方もありません。 英語の half と日本語の「ハーフ」は、同語源ではあるとしても、全く別の語彙である、そう心得て把握し直しましょう。 「ハーフの人」と英語で表現する言い方 日本語で混血という意味で「ハーフ」と言う場合、おおよそ容姿端麗というような好意的なニュアンスを込めた表現として用いられますが、この先入観は日本だけで通用するものです。 多民族国家では民族間の婚姻は珍しくないことも多々ありますし、欧米では血筋に関する話題に触れることは差別的な扱い