日本では南西諸島の内、トカラ列島以南、奄美大島、沖縄の沿岸域に分布する[10]。中国南部や東南アジアにも見られる[11]。亜熱帯から熱帯の海岸に生える[10]。 ポリネシアを中心に生育する P. tectorius Sol. ex Parkinson も混同される場合があるが、これは別種であるとされる[11]。近縁種についてはタコノキ属を参照。 高さ 2 - 6メートル (m) ほどになる常緑の小高木[10]。幹は大きく屈曲し[10]、成長とともに太い枝が横に展開し、そこから気根(支柱根)を垂らして接地する[12]。この支柱根が木を安定させ、風倒を防いでいる。樹皮は淡褐色で、波状の横縞があり、突起がまばらに生える[9]。 葉は下から順に枯れ上がり、頭頂部のみに茂る[10]。葉身は幅 3 - 5センチメートル (cm) 、長さ 1 - 1.5 mにも達する細長い披針形。基部はやや広がっており
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