スペースシャワーTVにて『フラッシュバックメモリーズ3D』、『劇場版BiSキャノンボール』、『私たちのハァハァ』などの話題作を手がけてきた高根順次プロデューサーが、映画業界でとくに面白い取り組みを行っているキーマンに、その独自の施策や映画論を聞き出すインタビュー連載「映画業界のキーマン直撃!!」。第一回は、音質・音響にこだわった遊び心溢れる映画館「立川シネマシティ」にて、「極上音響上映」「極上爆音上映」などの特別上映を手がけ、映画業界で注目を集める仕掛け人・遠山武志企画室長を直撃。“映画館を作る”という仕事の面白さから、映画業界を活性化させるためのアイデア、いまの映画館が抱えている課題についてまで、ざっくばらんに語ってもらった。 「映画業界のシステムは、デジタルのメリットを活かしきれていない」 ーー遠山さんが立川シネマシティで働き始めて17~18年ということですが、映画業界を見てきて、いま