タグ

ブックマーク / mojimoji.hatenablog.com (27)

  • 道徳的詐術とは何か、その2 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    先のエントリでは「x0000000000さんの主張が道徳的詐術である、という論証はどこにもなかった」とだけ述べ、uumin3さんの記事そのものは引用さえしないですませた。むしろ、x0000000000さんの議論を上書きする形で、僕自身の立ち位置を書いた。いわば、構築的に議論を進めたということだ。今回は、uumin3さんの批判記事を具体的に引用しつつ検討し、そちら側から見えるものを明らかにしていこうと思う。今回も、「道徳的詐術」@uumin3の日記を取り上げる。 あらゆる責任に先行する応答責任 私がコンビニに持っていった「その200円」がなかったばかりに一家四人が死んだという仮定。これがまずあり得ないことを言っています。もしそこをアクロバティックに結びつけ得たとしても、そこで私が「その200円」をアフガニスタンのその家庭に贈ったために足りなくなった200円で、パキスタンの子供が飢えて死んでし

    道徳的詐術とは何か、その2 - モジモジ君のブログ。みたいな。
    NOV1975
    NOV1975 2007/05/08
    責任の存在を認めるかどうかがスタート地点で、そこで違う方向に向かうと一生交わらないよって話かなあ。議論じゃなくて単に主張なのかな。かみ合わない前提を大前提にして切って捨てるのであれば。
  • 道徳的詐術とは何か - モジモジ君のブログ。みたいな。

    発端。「「当は、できるでしょう?」の原初的風景」@G★RDIASより。 たとえば、私がコンビニで200円のおやつを買おうとするという状況を想定する。/目の前に、募金箱がある。そこには「アフガニスタンの人達は、4人家族で200円あれば1日暮らしていける」と書かれてある。/それでも、その文字が目に入りながらも、私はおやつを買うとする。/このときに、私が「募金できない」と言うのは端的に誤っている、ということである。ただ単に私は「募金しない」だけである。/仮に、その200円がないために、アフガニスタンの家族がその1日を生き延びられず、死んだとしよう。すると、事実として「間接的ではあろうが、私は人殺しである」と言えよう。/私は、そういうことを「まずは」嘘をつつみ隠すことなく言おう、と提起している。/これは、「正論の倫理学」なら主張するであろう、「その200円を募金すべきだ」という主張とは全く違う。

    道徳的詐術とは何か - モジモジ君のブログ。みたいな。
    NOV1975
    NOV1975 2007/04/22
    ミクロな視点とマクロな視点が交錯してわけわからん、みたいな。一つのパラメーターに依拠しすぎなような。
  • 尊厳死を容認する可能性を真面目に考える - モジモジ君のブログ。みたいな。

    個々に異なっている状況を頭に置いている人同士が議論していては、噛み合わない議論になるのも致し方ない。ALSに即して議論すれば、「ALSばかりが問題ではない」というのももっともだ。ただ、それを言うなら、「ALSについては尊厳死は問題にならない。しかし他がある」と言って欲しい、とも思うのだけど。それなら、分からないではない。 ともかく、いくつかの状況を区別しつつも、体系的にまとめてみる。尊厳死を認めなきゃいけない状況はありえるのか、あるとしてどこにあるのか、それを整理する。その上で、日尊厳死協会の議論がどれほどいい加減であるかについても、一言述べる。尊厳死賛成派であっても、日尊厳死協会の言うことに賛成するかは別の話ですよ。 前提の確認 まず、尊厳死とは呼ばずに、死の選択、と呼ぶことにする。人が死を選択することと、そのときに用意されている選択肢が十分なものであるかは別の話。不十分な選択肢し

    尊厳死を容認する可能性を真面目に考える - モジモジ君のブログ。みたいな。
    NOV1975
    NOV1975 2007/03/30
    難しいところだな。ただどうのこうの言ってられるのはまだ余裕があるからなんだろうな。先行きは絶望的でも今このときは。
  • トラフィッキング(人身売買)について - モジモジ君のブログ。みたいな。

    トラフィッキング(trafficking)というのは、特に人身売買に関わる不正取引のこと。現在でもこうした人身売買は非常に大きな規模で行われており*1、国際的にも大きな人権問題として取扱われている。で、その手口なんだけれども、「直接暴力で拉致して、閉じ込めて監視をつけて、荷物扱いで国外へ輸送する」なんて手段に限定されない。当たり前だ。最初から物理的暴力を使っていたら、その取引プロセスの全体において必要なコストが増大する。よりコスト等々の面でよい手段があれば、そちらを利用するというのは当然のことである。・・・この問題について詳しい、というわけではないのだけど、基線を確認しておくだけの記事でも意義はあろうかと思うので整理しておく。 ※ 最近の従軍慰安婦問題に関する首相発言を受けてのエントリではあるけれど、そういう文脈からのエクササイズとしてのみ扱われてよい問題ではないので、とりあえずは切り離

    トラフィッキング(人身売買)について - モジモジ君のブログ。みたいな。
    NOV1975
    NOV1975 2007/03/09
    まあ話はわかるな。なんでもワンクッションおくことで直接の責任を逃れることが出来るわけだ。だから評価は慎重に。
  • 野宿者の公園居住は国際法的に容認されている - モジモジ君のブログ。みたいな。

    先日TBを送ってきたkeya1984氏が「住居の強制撤去について」というエントリを立てている。 まず、こと今件に関して言えば、国際人権規約および一般的意見7に抵触するものではなく、今件に先立つ政府回答の枠内に収まるものであろう。なぜなら、こと今回は「公園を占有していた居住施設の撤去」だからである。締結国を見てみたが、たとえばニューヨークのセントラルパークでもいいし、ロンドンのハイドパークでもいいが、公園内でホームレスが居住施設を建てることを認めているだろうか? 私は、これら諸外国でも公園内にホームレスはいるだろうと思うけれど、国内法にせよ国際条約にせよ、一般的に公園内に居住権を認めて住居の建設を許可している例はないと思う。当たり前であろう、公園という土地に対してそのようなことを法的に認めれば、誰だって勝手に占有して自分の土地建物にしてしまうのだから。行き場のない人の、仮の居場所としてどこま

    野宿者の公園居住は国際法的に容認されている - モジモジ君のブログ。みたいな。
    NOV1975
    NOV1975 2007/02/17
    最後のところは特定事例を持って全体を語ってはいけないだろう。住んでいいんだっていう風潮が主流になってはならないわけで。
  • 「怒号が飛び交った」について - モジモジ君のブログ。みたいな。

    長居公園での行政代執行に関連して、SiteBites Blogさんところで言及されている「怒号が飛び交った」について。とりあえず、僕の見ている前で、こういうことがあった、ということだけ報告しておきたい。 支援者と野宿当事者の方はずっと囲まれながら座り込みをしていたので、昼前になるとトイレに行きたくなる人も出てきたらしく、ちょこちょこと市職員の囲みの外に行く人が出ていた。その人たちがトイレから戻ってくると、市職員や警備員たちはもちろん止めようとする(そんな権限はないはずだけど)。で、多分同様にトイレに出かけたりしてた人だと思うのだけど、走って囲みの内側に入ろうとした若い男性に、だれかが足をかけたらしく、物凄い勢いで転倒した。もちろん、足をかけた瞬間そのものを見てたわけではない(そんなものを目撃することは、普通ない)。ボーっと見ていたら、駆けてきた男性の体が吹っ飛んで跳ねたのを2mくらい離れた

    「怒号が飛び交った」について - モジモジ君のブログ。みたいな。
    NOV1975
    NOV1975 2007/02/08
    インターネットで中継でもすればよかったのに。支援者は。
  • 野宿者の居住権──不法なのはどちらか - モジモジ君のブログ。みたいな。

    ある人の家にいきなり893がやってきて、「こんど世界賭博ゆう大会をやることになった。お前のうちが会場になる。(おまえらがいるとジャマで目障りだから)○×日までに出て行ってくれ」という通告がある。拒否すると、真冬のある朝どやどやと893が乗り込んできて、暴力的に住人を外に追い出し、家を破壊した。 こんな事件があったなら、どう考えても(あえてこの表現を使うが)「自然な」反応は「それはひどい」になるはずだと思うのである。ところが、893が警察と市の職員、「世界賭博」が「世界陸上」に、そして、追い出される人が「ホームレス」である、ということになると「しょうがない」が「自然」な反応である……? 当にそうだろうか? もちろん、これは、今朝あった大阪長居公園での野宿者強制排除のことである。*1 あーはいはいそれはひどい893ですねワロスワロス。しかし公園は家ではありませんよね? http://d.ha

    野宿者の居住権──不法なのはどちらか - モジモジ君のブログ。みたいな。
    NOV1975
    NOV1975 2007/02/07
    うーん、お互い暗黙的に触れないことで何とかやってきたところを片方が原理的な部分を主張しだすと仕方ないから原理的な反論をせざるを得ないと言う構図かなあ。原則論って行政が強そうな気がするな。