プリオンさんは、次のように言う。 「民営化しても税金がつかわれるようでは意味がない。予算削減をしやすくするためということなら有意義だが。」 実は、私はこの前半には賛成なのである。費用の一部が民間企業の利益となりながら、税金を投入するということに疑問を感じるのである。「民営化」ではなく、民間が図書館をやることは一切、禁止されていないし規制もないのだから、利用料金を取ってでも、民間企業が自分たちで事業として経営すればよいのだ。そうすれば、民間企業が馬鹿な役所にああだこうだ指図されずに自由にやれるし、税金の不透明な使途が発生する余地もなく、市場原理に従ってサービスを行える。実際に、六本木ヒルズの図書館などはそうなのだから。 後半が問題なのである。事実、いわゆる民間委託や民営化(指定管理者の民間団体や企業による運営)になった方が、予算は減る。なぜなら、そもそも、その範囲でやるというところを指定する
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