米国の出版情報誌“Publishers Weekly”の2021年8月13日付の記事で、Internet Archive(IA)が要求した全書籍の売り上げデータ10年分の提供について、Hachette Book Group・HarperCollins社・Wiley社・Penguin Random House社側の返答が公開されたと報じられています。 売り上げデータは、同商業出版社4社がIAの“Controlled Digital Lending(CDL)”による電子書籍貸出の停止を求めて提起した著作権侵害訴訟において、IAの電子書籍貸出が書籍の売り上げに及ぼす影響を検証することを目的に要求されていました。 8月12日付で4社側の弁護士から提出された文書では、法的に意義のある結果が得られず訴訟の遅延をもたらすものであり、原告側への負担が検証により得られる価値を上回るため、要求は却下されるべき
英国のエディンバラ大学図書館(Edinburgh University Library)が、ネコに図書館カードを発行したことが報じられています。記事によると、同館の近くにあるSt Albert’s Catholic ChaplaincyのネコであるJordanは、少なくとも1年前から同館に毎日通うようになり、有効期限が2017年5月25日の図書館カードが写真付きで発行されているとのことです。 カードは発行されていますが、Jordanは入館時にカードを持っている必要はないとのことです。 Edinburgh University give library card to cat(Edinburgh News, 2014/12/11付け記事) http://www.edinburghnews.scotsman.com/news/edinburgh-university-give-library-
OCLCが、全米の公共図書館の統計値と民間のサービス業の数値とを比較した情報等を掲載したレポート“How libraries stack up:2010”を公表しています。図書館利用カードがクレジットカード並みに米国民に保持されていることや、年間の図書館利用者数が映画館利用者数よりも多いことなどが紹介されています。中でも、公共図書館でのDVD貸出点数がオンラインレンタル業大手のNetflix社と同程度の数値になっていることは、複数のメディアで取り上げられています。 How libraries stack up:2010(OCLC) http://www.oclc.org/reports/pdfs/214109usf_how_libraries_stack_up.pdf Study: Libraries Top The Competition In Lending Movies(Couran
過去の大学新聞をデジタル化し、図書館のデジタルアーカイブのコンテンツとして公開していたコーネル大学が、卒業生から訴えられる事件が起こりました。この卒業生は、窃盗事件に関与したとして自分の実名が掲載された何十年も前の大学新聞の記事をGoogle検索経由で発見し、大学に削除するよう求めたが、大学が応じなかったため名誉毀損で訴えたとのことです。卒業生側は、(当該の記事が)図書館の奥底で眠っているのと、図書館ウェブサイトで前面に出されているのとは大違いだとしています。一方大学側は、過去の刊行物をデジタル化しただけであり再発行にはあたらない、また相当昔の記事であり名誉毀損にはあたらないと反論しています。 Alum Sues Cornell Chronicle – The Cornell Daily Sun http://cornellsun.com/node/26579 Alumnus Sues C
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く