Hyper-VレプリカはWindows Server 2012から実装されたHyper-Vの機能で、DR対策としての使用が想定されていた。しかし、それ以外の用途をマイクロソフトが認識したことで、Windows Server 2012 R2では機能が拡張されている。まずは、本題であるDR対策としてのHyper-Vレプリカを見ていこう。そうすれば、おのずと別の用途が分かってくるだろう。 DR対策としてのHyper-Vレプリカ DR(Disaster Recovery)は災害などによる被害からのシステムの回復措置、あるいは被害を最小限に抑えるための予防措置のことである。これにはさまざまな手法があるのだが、Windows Server 2012 R2のHyper-Vレプリカでは“地理的に離れた場所にデータのコピーを置く”ことになる。Hyper-Vレプリカが提供するDR機能は、仮想マシン単位で異なる
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