_ 火星の人 突然思い出したが夢野久作に火星の女という作品があるが、なんの関係もない火星の人を読了。 火星の人(アンディ ウィアー) ほとんど一気読みだった。いやー、堪能した。 たった一人で火星に取り残された宇宙飛行士が持てる知性を振り絞って生き延びる話だが、小説としての構成も良ければちょっと不思議な翻訳調も良く(原文は見てないし興味もないから知らないが、火星探検の自由フォーマットのログ形式をとっている部分では、敬体常体混交文になっていて、それが実に良いリズムを産んでいる。ということです。 poppenさんが最後のほうでは思わず涙とか書いていたが、なるほど、わかっていても思わず涙の感動であった。 読んでいてメタに2つのことを考えた。 1つは、無線技術の素晴らしさだ。いや本当に素晴らしい。 なんかたった一人で創意工夫をこらしながら生き延びるのっておもしろいなぁと読んでいて、あれ、この感覚は遥