タグ

ブックマーク / www.artonx.org (68)

  • L'eclat des jours(2021-11-12)

    _ 甲州の聖牛 甲州へ旅行した。 知らなかったことがたくさんで実におもしろかった。同じ東京の隣でも秩父山地を越えないと行けないだけに、埼玉(西は秩父があるが、東は同じ関東平野で平たい)や千葉、神奈川とは全然違う。(というか身延山も漠然と近畿奈良のほうにあるのだろうくらいの認識だったので、無知というのは恐ろしいものだ。反省して身延山にも脚を伸ばすことになった) まず初めて知ったのは聖牛という武田信玄が発明したと言われている構造物で河の流れを変えたり護岸のために並べたりする木と石で作った四面体の骨格(中には石を置く)で、棟木は大きなものでは9mにもなるとある。 実物が信玄堤に置いてあって記念撮影したがでかい。 で、信玄堤には信玄治水の跡として甲州の6か所の遺構(現役もあるだろうが)についての解説が置いてあって、これが実におもしろかった。 で、考えてみるとこういうことなのかなと武田信玄という寿命

  • L'eclat des jours(2019-09-29)

    _ 楽園の泉読了 三体がおもしろかったので、SFを読んでみるかと思っていたら、岸さんがクラークといえば楽園の泉というようなことを呟いていたので ていうかそういえば『ふわふわの泉』ってハードSFだよね、という話がピンと来るかどうかだよなぁ、とか考えていて、そうかクラークの(そっち方向の)代表的作品としてまず『楽園の泉』だよな、ということを今頃になって思い出すなど — きしもと (@ksmakoto) August 20, 2019 Kindle版の権利を買って読んだ。 アマゾンサイトの説明も何も読まずに白紙状態で読み始めたもので、最初いきなり古代インド(だと思って読んでいたらどうもスリランカらしいが)の王様が作り上げた空中庭園の話が始まって、はてこれはなんだと思いながら読み進める。 と、いきなり26世紀くらいに話が飛んで、インドのあたりの引退した政治家の話になり、科学系のTVキャスター

    N_T
    N_T 2019/11/22
    楽園の泉(アーサー C クラーク/山高 昭)
  • L'eclat des jours(2019-08-21)

    _ 折りたたみ北京読了(続き) 郝景芳 見えない惑星: いろいろな惑星の話をする恋人たち。どの惑星も住人と歴史つまり意識と世界が微妙に噛み合わない。さわさわと進むが最も思弁的小説っぽい。 折りたたみ北京: 表題作だが、とにかく題名がすばらしくイマジネイティブだ。インセプションの夢から夢へ移動するところか? という感じだがもっとメカニカルだった。3つの階層が同一都市にお互い混じり合うことなく交代で生活するという構造が抜群だった。 物語はちょっとディック風だ。最下層の人間がふとした機会から最上層の世界へ潜り込み冒険しそこの人々と交流し、そしてまた元の世界に戻る。その意味ではどうということはない作品とも言えるのだが、とってつけたような(しかしそれ抜きでは物語が成立しない)家族関係がすごく良い味となっていた。 糖匪 作者の名前が不穏だ。作品名がコールガールだし読み始めると普通に日では知らないけど

    N_T
    N_T 2019/09/28
    "折りたたみ北京"
  • L'eclat des jours(2018-04-17)

    _ ヘッドレスChromePDF HTMLからPDFを生成する必要があって、以下の方法を考えた。 Edgeに該当URIを叩かせて、プリンタドライバにMS純正のPDF出力を設定しておいてJavaScriptでprintを呼び出す。 で、これが確実に動くのはわかっているのだが、実行環境がGNU/Linuxなのでどうにもならない。 Firefoxはapt-getで入れられるのでメンテナンスが楽そうだが、PDFに出力する簡単な方法が考え付かない。 しょうがないので、ヘッドレスChrome(頭があって手足がないが正解な気がするが人がヘッドレスを名乗っているのだからまあ良いのだろう)を使うことにした。 Chromeはapt-getはできないが、debが用意されているから我慢する(のだが、今、あらためてみると、どうやってdebをダウンロードしたのかまったくわからない。どうあってもWindows版をダ

    N_T
    N_T 2018/04/30
    "ヘッドレスChromeでPDF"
  • L'eclat des jours(2018-03-17)

    _ 誰が音楽をタダにした? 読了 通勤時に読んでいた誰が音楽をタダにした? を読了。 とてつもなくおもしろかった。インタビューや取材から再構成した1970年代から2000年代にかけての音楽の圧縮技術、マネタイズ(とレコード業界の栄枯盛衰、買収戦略)、盗難/共用技術と組織経営の3点を柱とした優れたノンフィクションノベルだ。このジャンルとしては大傑作だ。読書の楽しみを味わいまくった。 主要登場人物は3人(もっとも良く取材に応じてくれた人ということだろうが、明らかに異なる角度からの最重要人物たちからインタビューを取れたことそのものとその視点において、この作品が大傑作になることが保証されたようなものだと思う。あらためてすごい作家だ)。 1人はカールハインツブランデンブルク(辺境伯の子孫か?)というMP3の開発者。指導教官-学生の3代にわたる心理学的応用と圧縮技術の研究成果として元音源を1/12まで

    N_T
    N_T 2018/04/07
    "誰が音楽をタダにした?"
  • UNIXプログラミング環境 - L'eclat des jours(2017-07-29)

    _ UNIXプログラミング環境 アスキーの鈴木さんから頂いたUNIXプログラミング環境をざっと読み返して(だと思うんだけど、もしかすると実は初見かも)いろいろ考える。 1985年のまえがきがついているのだから、30年以上前のだ。 読み始めて、すぐに、そうそう、昔(といっていいよな)はstty(セッティ)がすごく重要だったよなとか思い出す。間違えてバイナリーファイルをcatしたりviで開いたりすると、端末制御が無茶苦茶になって、改行されなかったり、エコーバックされなくなったり、操作できなくなる。かといって、Alt-F3で切り替えて殺したりとか、Xをクリックしたりして殺したりはできないから(つまり、RS232Cとかで体と端末がつながっていて、その線にデディケート(日語でなんと言うんだっけ?)されているから、その端末についているキーボードでどうにかするしかない。でも、Unixのシェルは忠実

  • L'eclat des jours(2017-03-26)

    _ 牯嶺街少年殺人事件 今を去ること25年前、友人にエドワードヤンを観に行こうと誘われて、新宿の地下の映画館に行ってすさまじい衝撃を受けた。 まず、長い。3時間30分だ。休憩なしの3時間30分といえば、ワーグナーのラインの黄金で、そんなに長い時間、退屈しないで済むのは不可能なことだ。 が、違った。全編映画そのもので、まったく目が離せない。次に何が起きるかまったくわからない。いや、題名を見ているから知っている。主人公の中学生(15歳くらい)は、少女(14歳くらい)を殺すのだ。 その殺人が起きるところまで、絶え間ない緊張感がある。 が、それはリラックスした緊張感でもある。だいたい、張り詰めた気持ちでいたら3時間30分ももつはずがない。ユーモラスであったり、同情したり、楽しそうだったり、うらやましそうだったり、恐ろしかったりしながら、着実に時は過ぎて、少年は少女を殺す。 びっくりした。 こんな映

    N_T
    N_T 2017/06/14
    牯嶺街少年殺人事件
  • 驚異のAndroidを支える技術〈I〉- L'eclat des jours(2017-02-28)

    _ 驚異のAndroidを支える技術〈I〉 有野さんから滿を満たして出版された「Androidを支える技術〈I〉」をいただいて読み始めた。現在1/2を少し超えたところまで読んだところだけど、今書けることは今書いておく。 結論としては、信じがたくおもしろいからすぐ読むべきだ。 副題は60fpsを達成するモダンなGUIシステムとなっていて、fps(秒あたりの画面書き換え回数)が押されているので、ゲームとかの話かと思ったら、まったく違って、Androidがどういう仕組みでデバイスに対する入力を遅延なくウィンドウの描画へつないでいるかの解説に近い。 そのために利用しているプライオリティ(というか、発火時間順)に基づくイベントのキュー(これがシステム全体としてデバイスからの吸い上げと、アクティブなプロセス内でのイベントの、大きく2つある)と、それをいかに抽象化して実装しているかの解説が、1/2読み終

  • L'eclat des jours(2016-11-12)

    _ 柴田南雄のわが音楽 わが人生 中学から高校にかけて、クラシック音楽を聴くということについて、だけではなく歴史の観方というもについても、おれが一番影響を受けたのは、柴田南雄だった(高橋悠治の影響も大きいが)。手元からは散失したが当時ビクターから出た作品集も良く聴いた。 特定の時代の作曲様式と、演奏様式の相関であるとかは、実際にレコードを買って(あるいは友人と貸し借りして)聴くことで実際に体験できる。 それは明らかだった。 後期ロマン派から無調への作曲家たちの移行と、コルトーのミスタッチというのはともかく、30年ずれて新古典様式の作曲家たちのスタイルに近づく演奏(戦後のバイロイトにおけるラテンスタイル(と呼ばれた東欧スタイル))、チャンスオペレーションや管理された偶然とそれに続く演奏の1回性に対する復権した名人芸や逆にレコードによる再再生を前提として何度聞いてもその都度に新たな発見をもたら

    N_T
    N_T 2016/11/14
  • L'eclat des jours(2016-11-06)

    _ ナディンゴーディマのジャンプ 屋に行くと、岩波文庫のコーナーでシラーのドンカルロスが再版されていないか調べるのが日課なわけだが、もちろん無いわけだが、ナディンゴーディマのジャンプという短編集が目についた。 ドン・カルロス―スペインの太子 (岩波文庫 赤 410-4)(シルレル) ジャンプといえばボウイの歌を思い出すし、南アフリカ(ナディンゴーディマは南アフリカの作家と表紙に書いてある)の文学といえばクッツェーの夷狄を待ちながらが南アメリカ文学とはまた異なる味わいの呪術的神話的物語でおもしろかったので読むことにした。で、買った。 まったくクッツェーとは異なる文学だった。 むしろおれの親しんでいるところではガッサンカナファーニに近い。 ハイファに戻って/太陽の男たち(ガッサーン カナファーニー) より近代人の心理を描いて、その人が住む社会の異常な制度との確執から生じる日常の歪みを語る種類

    N_T
    N_T 2016/11/14
  • L'eclat des jours(2016-09-25)

    _ たのしいムーミン一家 かれこれ10年以上前に子供からおもしろいから読めと言われて渡されたまま放置していた『たのしいムーミン一家』を読んだ。あっという間だった。TwitterのTL見ると12:17頃に読み始めて14:16には読了しているから2時間くらいか(途中昼飯っているはずだから映画190分という感じかな)。 冒頭でいきなりスナフキンがムーミントロールと一緒に冬眠に入るところで驚いた。ムムリク族はもう少し人間なのかと思っていた(人間世界も旅しているから公園のエピソードとかあるわけだろうからもっと人間に近いと思い込んでいたのだ、海のトリトンが卵に驚くところみたいだな)。 で春が来て目が覚めて読み始めたが、噂には聞いていた通りに非常にシニカルなところがあり、妙なニヒリズムありで、実に楽しい。お互いに毒づきながら楽しく愉快に暮らしているところが、心地よいのだな。 最後の大団円の頓智や、そ

    N_T
    N_T 2016/09/28
  • L'eclat des jours(2016-09-18)

    _ バトル用ポケモンの組み方 現在のジム状況はCP2000越えのカイリューやカビゴンが主流となっている。 ここで問題となるのは、相手チームのジムに対する攻撃ではなく、自チームのジムに対する道場破りだ。(相手チームはとにかく全滅させれば良いので、こちらも高CPのカイリューを用意してひたすらタコ殴りすれば良い) 例として、レベル3で既に3頭が置かれている自チームのジムに自ポケモンを配備する場合を考える。 素の状態のレベル1のジムの名声は1000、レベル2のジムは2000、レベル3のジムは4000なので、これを8000に持ち上げればレベル4となり、自ポケモンが置ける。 今、ジムにはCP500のカメール(多分、置いてみたかったのだろう)、1900のギャラドス、2000のシャワーズがいるとする。 ここで、CP2800のカイリューで殴り込みをかけてタコ殴りで突破したとする。 この場合、得られる名声はた

  • C++によるプログラミングの原則と実践(続) - L'eclat des jours(2016-09-12)

    _ C++によるプログラミングの原則と実践(続) なんか精読し始めたら止まらなくなってしまった(ぱらぱら読むのではだめだなぁ)。 このは抜群に優れているではないか。さすがだぜストラウストラップ。 というわけで、続き。 第3章の練習問題4は間違っている。 誤)「整数値を1つ入力させるプログラムを記述する」 正)「整数値を2つ入力させるプログラムを記述する」 第4章の「コンピュテーション」はおそらく白眉だ。ストラウストラップ自身が最後のところで、ここで語り尽したみたいなことを書いている(まあ、意味は、プログラムの意味ということについてだけだが)。 しかし惜しいかな、いきなり重要なところを誤訳している。 P.83 4.2. 多分誤)「正しく効率のよいプログラムは複雑であり」 こうでなければおかしい)「正しく効率のよいプログラムであっても複雑過ぎれば」 重要な主張はプログラマー仕事を、「計算を

  • L'eclat des jours(2016-09-08)

    _ C++によるプログラミングの原則と実践 ハードコアプログラマのためのハードコアプログラミング入門書の続き、ちょっとだけ。 まず、間違いの指摘。 P.62 文1行目「文(§4.4.1.1)を使用することで」 →「if文(§4.4.1.1)を使用することで」 昼の業のほうでいろいろ考えることがあって、それはつまりいかにユーザーストーリーをテクニカルタスクに落とすか、つまりは手続きをシステム的に構成可能なものとするかについての、人による極端な差というものについてだ。 『C++によるプログラミングの原則と実践』は、そうとうに(考え方が)古典的な書籍だと思うのだが、結局のところは、書の1章(前ふりのパートの最後)と2章(プログラミングの初歩の最初)でストラウストラップが書いていることこそが、重要なのだ。 1章は、次から次へと、身の回りのどこにコンピュータがあり、どこにソフトウェアがあり、ど

  • L'eclat des jours(2016-09-04)

    _ ハードコアプログラマのためのハードコアプログラミング入門書 アスキーの鈴木さんからC++によるプログラミングの原則と実践をいただいた。うれしい。 重さ1.9Kg、厚さ4.5cm、ページ数1200越え、お値段は7000円だ。 さすがに、こうなると、今更(おれは既にプロフェッショナルなのだ)おれが自分で購入するではない。読み切れないのがわかっているからだ(金額については「今更」ということはなく、むしろ今のほうが手に届くので別の話となる)。 まず、きちんとしたネガティブな評価を見ておこう。 幸い、同じアスキー(ではなくドワンゴのほう)の江添さんが「およそ悪書の見のようなだ」という完全読破されたうえで結論を出されている。 おれはストラウストラップではないのでどうでも良いのだが、しかし一応、あるべき反論は少ししておこう。 「文章は簡潔にすべし」→それは違う。このは仕様書ではなく、 ・何よ

    L'eclat des jours(2016-09-04)
  • Unix考古学の夕べ2 | L'eclat des jours(2016-05-31)

    _ Unix考古学の夕べ2 銀座松竹タワーのドワンゴセミナールームで、著者の藤田さんによるUnix考古学の夕べ2に参加。 現在はIIJのようで、前ふりは和田英一先生からUnixはどうでもよいけどMulticsについて書いてあるんなら1冊持って来いと言われてあわてて献したという話から。 で、和田先生からWhirlwind(P.13)はいまも富士通のどこかにあるはずで、当時ゴードンベルが富士通の何かが欲しくてバーターしたはずだとか。 さらに1958年にMITでTX-0(P.15)を見学したが「電動タイプライターによく似た機構のコンソール」とはFlexowriterだったと教わって、さらに1973年にMITで教鞭をとっているときに学生がレポートを印刷して持ってきたので(1973年だよ)一体どうやったんだ? と尋ねたらTX-0を使ったんだと言われたとか。 で、タイムシェアリングのアイディアは19

    Unix考古学の夕べ2 | L'eclat des jours(2016-05-31)
    N_T
    N_T 2016/06/22
  • L'eclat des jours(2015-11-27)

    _ ちょっと圏論を歩いてみた 高橋さんの達人出版会 高橋征義の ITエンジニア向けおすすめブックガイドの『圏論の歩き方』の説明がおもしろかったので、つい買って半分読んだ。 多分、残り半分は読まずに、しばらく置いておく。 続けては読まないけど、実におもしろかった。というか無茶苦茶におもしろい。しかもすごく新鮮な読書体験で驚いた。これ、絶対に読んでみるべきだ。とにかくおもしろいから(でも、残り半分はおれは読まないと書いているくらいに、自分にとって、このおもしろさに今、時間を使う価値があるかどうかは別問題だし、それなりの値段もするので、必読とまでは言わないけど、でもおもしろい)。 なんかいい加減なまえがきがあって、はてどういうことだろう? と読み進めると目次があって、さっぱりわからない名前(タングルの圏とかモナドのクライスリ圏だの)が並んでいて、はてどうなることやらとさらに読み進めると、いきなり

    N_T
    N_T 2016/06/22
    圏論の歩き方
  • なぜUnixはUnixなのか(Unix考古学を読み始めた) - L'eclat des jours(2016-04-27)

    _ なぜUnixはUnixなのか(Unix考古学を読み始めた) アスキーの鈴木さんにUnix考古学を頂いたので読み始めて、シェヘラザードの代わりに寝台の脇に置いて何夜か過ぎて大体半分読んだ。 抜群におもしろい。単なる読み物としてもおもしろいのだが、おおそういう理由でそうだったのか/こうなっているのかという説明が(あとがきを読むと、筆者は類書をネタにしているのではなく(ゼロではないだろうけど)、当事者たちのログや論文を読むことで事実関係を掘り起こして推測して結論づけたりしている。なるほど、その作業は電子の地層から掘り起こして塵を払ってつなぎ合わせて当時を復元していく作業にそっくりだ。それで「考古学」なのだな)なかなかに快刀乱麻で読んでいて実に楽しいのだ。 まずまえがきにぶっとぶ。 読み進めて次の文章に腰を抜かした。 人づてに聞いた話だが、著者の藤田氏は1970年代生まれよりも若い年代に書を

    N_T
    N_T 2016/05/01
  • L'eclat des jours(2016-02-25)

    _ 葬送の仕事師たちを読んだ 図書館で借りてきておもしろいからお前も読めと寄越したので、井上 理津子の『葬送の仕事師たち』を読んだ。確かにおもしろい。 葬儀に関する仕事をしている人たちに対する聞き書きをまとめたルポルタージュだ。 最初は平塚にある日ヒューマンセレモニー専門学校の授業風景から始まる。いきなりフューネラルディレクターコースだのエンバーマーコースだの怪しさ満載のカタカナ職業になるので、なんじゃこりゃと読みはじめると、いかさま専門学校ではなく、学生たちがすさまじく糞まじめに勉強しまくっている風景となる(まあ、こちらもシステムアーキテクトだシステムアナリストだスクラムマスターだフルスタックエンジニアだと、知らない業界の人から見れば怪しさ満載のばかげたカタカナ商売の趣があるから、知らない職業というのはそういうことなのだろう)。 そこでの学生(結構世代にも前歴にも幅がある)たちへの

    N_T
    N_T 2016/02/25
    「葬送の仕事師たち」葬儀に関する仕事をしている人たちに対する聞き書きをまとめたルポルタージュ / 葬儀屋を頼まずに葬儀をした経験談
  • L'eclat des jours(2015-12-21)

    _ APIデザインケーススタディ読了 RubyKaigiの前日に技評の方からダウンロード版のダウンロード権をいただいたので(ありがとうございます)、最初半分ほど一気読みした後しばらく寝かせて今読了した。 書はRubyが持つAPIについて(田中さんが修正したり追加したりしたものを中心に、というか全部なのかな?)なぜそうしたのか、そのためにはどういう制約なり考慮があったのか、その結果どうだったのか、といった事例集だ。パターン集のようには抽象化されていなくて、題名通りケーススタディなので具体的だ。 おもしろかったし、教訓にあふれている。 以下の人は読む価値がとてもある。 ・Rubyプログラマ (ここで紹介されているAPIのうち、おそらく半分は使わないかも知れない。しかし田中さんのAPIデザインに対する影響力を考えれば、コアAPIや添付ライブラリのAPIを使う場合に、持っていると便利なお約束とい

    N_T
    N_T 2016/01/06
    APIデザインケーススタディ