守る側は常に「後手」である宿命――それでもできることはある では、対策として私たちはどのようなことを行うべきなのだろうか。そのヒントも、2社のリポートには記載されている。 シマンテックのリポートでは、企業向けにサイバー攻撃の被害を回避するためのポイントが挙げられている。企業においては高度な脅威インテリジェンスソリューションを利用することで、「不意打ちの攻撃を回避」できるとしている。また、多層防御のエンドポイントセキュリティや暗号化、強固な認証などを、マネージドセキュリティサービスを利用して実現するということも挙げている。そして重要なのは「継続的な教育と研修」だとした。 スマートフォンの脅威という点では、シマンテックは「IoT」(Internet of Things)との関連性も併せて注意を喚起している。スマートウォッチなど、IoTとして提供されているデバイスはスマートフォンと連携するものが
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