ARを複数ユーザーが共有した場合、プライバシーやセキュリティに課題が生まれるという。ワシントン大学のセキュリティ研究者チームは、これらの課題に対応するツールキット「ShareAR」を開発した。AR環境でインタラクティブなコラボレーションを実行する機能をアプリケーションに組み込むことが可能だ。 「ARに固有な」セキュリティやプライバシーがある 同大学のPaul G.Allen School of Computer Science&Engineeringで助教授を務めるFranziska Roesner氏によれば、今回の研究の背景にある考え方はこうだ。 「サイバーセキュリティとプライバシーの研究では新興技術による将来のリスクを予測し、対処することが重要である」 Roesner氏は「マルチユーザーARは多くの可能性を持っている。だがそこで起こり得るセキュリティやプライバシーに関する課題について、