ホームディレクトリのパーミッション変更 Ubuntuのホームディレクトリは、伝統的な理由でworld-readable(755、全ユーザーから読み取り可能)された状態で作成されていました。これについて、現在の使われ方を考慮して、user/group readableな状態(750)で提供するべきではないか、という提案が行われています。 この提案では、14年前、6.06 LTSのリリース前から議論が行われていたこと、そして「当時は妥当だったものの、現代では複数ユーザーが同一のマシンを共有するシナリオは少なく、もしユーザーアカウントが奪われたときに、sudo可能な管理者アカウントへの侵害の手がかりとして使われてしまう。結果として、これは便利さよりもfootgun[1]トラップとして機能する」ことが主張されています。 現状として、『world-unreadableな状態に管理者が設定を変更でき
Ubuntu Weekly Topicsの2016年10月21日号でも伝えているように、再起動をすることなくカーネルを更新できる「Canonical Livepatch Service」が発表されました。今回はこのサービスの使い方と仕組みについて紹介します。 「Canonical Livepatch Service」とは 「Canonical Livepatch Service」は、カーネルを再起動することなくセキュリティフィックスを適用するサービスです。サービスそのものの概要はTopicsを参照してください。仕組みとしてはKernel 4.0で実装され、Ubuntu 16.04 LTSから有効化されたCONFIG_LIVEPATCHを使っています。 カーネルのLivepatch機能とサービス側の都合により、このサービスを利用するにはいくつかの制約が存在します。 Intel/AMDの64ビ
HWE Kernelの新しいポリシー Ubuntuでのカーネルとのつきあいかたがまた少し変化しそうです。 Ubuntuでは、LTSリリースでは「HWE Kernel」(旧名称Backport Kernel)を用いることで、「リリースされた時よりも新しいバージョンのカーネル」を導入して利用できます。たとえば、14.04 LTSでは、14.10・15.04・15.10・16.04 LTSに由来する、複数のバージョンのカーネルを利用することができました[1]。 これまでのHWE Kernelのサポート期間に関するポリシーは次の通りです。 リリースされた時のカーネルは、サポートが切れるタイミングまで利用できる(=オリジナルリリースの5年後まで利用できる)。 HWEカーネルとしてリリースされた、『次のバージョンのLTS』までのカーネル」は、『次のバージョンのLTS』ベースのHWEカーネ
WSL(Windows Subsystem for Linux)とは? Windows 10ではLinuxのプログラムを実行可能にする「WSL(Windows Subsystem for Linux)」が利用できる。当初、このWSLは実験的なβ版(当時の名称は「Bash on Ubuntu on Windows」)として提供されていたが、Windows 10 バージョン1709(ビルド16299)以降では正式なOS機能の一つとなっている。 現在ではLinuxシステムとの互換性も向上した他、Microsoft Store経由でのインストール、Ubuntu以外のディストリビューションの提供、コマンドプロンプトからWSLのコマンドを呼び出し可能になるなど、機能も向上している。 Linxu環境をエミュレーションするWSL WSLはWindows OS上でLinuxの実行環境を実現するサブシステムで
jp.archive.ubuntu.com のミラーが不完全だったのか、「ハッシュサムが適合しません」という警告が出て、そのまま sudo aptitude full-upgrade -DV をしたら backports のパッケージが入ってしまって大変な思いをしたという話です。 環境 Ubuntu 14.04.4 LTS 警告 sudo aptitude update で以下のような警告とエラーが出ていました。 W: http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/trusty-updates/main/source/Sources を取得できませんでした: ハッシュサムが適合しません W: http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/trusty-updates/universe/source/Sources
Ubuntu 12.04.5 LTS で letsencrypt 0.4.2 を使って apache2 と postfix と dovecot の証明書の自動更新を設定してみました。 対象環境 Ubuntu 12.04.5 LTS (amd64) letsencrypt 0.4.2 apache2-mpm-prefork 2.2.22-1ubuntu1.10 postfix 2.9.6-1~12.04.3 dovecot-imapd 1:2.0.19-0ubuntu2.2 python 2.7.3-0ubuntu2.2 git 1:1.7.9.5-1ubuntu0.2 事前知識 https://letsencrypt.jp/ や Qiita の記事 などを見て事前に予備知識を得た上で、 Getting Started などで最新情報を確認しました。 Let’s Encrypt 証明書の自動
Ubuntu Serverとその他のディストリビューションとの違い Ubuntu Server入門編第3回では、Ubuntu Serverとその他のサーバーOSの違いについて説明します。 自社のシステムに対して採用すべきLinux OSの種類を見極める場合、シェアや魅力的な機能の有無だけを比較するのではなく、そのOSが持つ特徴、ハードウェア基盤との組み合わせ可否、安定性、適用領域、保守サポート費用やOSベンダーの取り組み等を知っておく必要があります。 企業で利用されているLinuxディストリビューションは、日本だけでなく海外でもRed Hat Enterprise Linux(以下RHEL)が有名です。また欧州では、SAPやHAクラスタを必要とするミッションクリティカル領域でSUSE Linux Enterprise Server(以下SLES)も採用されていますが、一般的なビジネス用途も
前回に続き、Ubuntu Server入門編の第2回では、HPが提供しているスケールアウト型サーバー、HP Moonshotを使った物理サーバーによる集約や、Ubuntu Serverのバージョンに関する情報、Canonical社による動作認定について紹介していきます。 OSSクラウド、ホスティング基盤向けに設計されたHP MoonshotとSL2500 Gen8 Ubuntu Serverの特徴を生かしたOSSクラウド基盤やホスティングサービスを提供するためには、それに合ったサーバーシステムを考慮する必要があります。クラウド基盤では、仮想化技術が使われる傾向が多く、数年前までは、仮想化基盤といえばブレード型のサーバーに集約するというのが一般的でした。しかし近年、クラウドサービスを手掛けるサービスプロバイダーの多くで、仮想化システムの仮想ネットワーク設計の難しさ、仮想化ソフトウェアの障害の
本連載では、最近よく耳にするUbuntu Serverを入門編と実践編に分けて、Ubuntuの基礎から、スケールアウト基盤構築ノウハウ、システム管理などの勘所を紹介していきます。入門編では、Ubuntu Serverが選定される背景、スケールアウト型サーバー基盤、ベンダー保守、バージョン確認、動作認定等の基礎的な内容を2日にわたってご紹介します。 なぜ今、Ubuntu Serverなのか? 近年、企業で利用されるサーバーシステムにおいて、Ubuntuという単語をよく耳にします。Ubuntuには、大きく分けてUbuntu ServerとUbuntu Desktopの2種類がありますが、サーバーシステムにおいては、Ubuntu Serverが利用されます。Ubuntu Serverの開発を手掛けるのはイギリスに本社を置くCanonical社です。 Ubuntu自体は世界中の開発者の間でデスクト
自宅サーバーのシステムディスク (sda) が壊れたので、 HDD を入れ替えて、せっかくなのでシステムをきれいな状態にするために ubuntu-12.04.3-server-amd64.iso からインストールし直しました。 その初期設定の話です。 インストール準備 ISO イメージダウンロード まずインストール用の ISO ファイルをダウンロードしました。 Get Ubuntu からだと海外ミラーでダウンロードが遅かったので、 国内のミラーを探してみたところ、 ftp://ftp.riken.go.jp/Linux/ubuntu-iso/CDs/precise/ だと torrent ファイルや metalink のファイルしか見えなくて、 ftp ではなく http の http://ftp.riken.go.jp/Linux/ubuntu-iso/CDs/precise/ からだと
■ Cygwinのshutdownコマンドの-hオプションの意味が変わった Frank Fesevur - Updated: shutdown 1.10-1にも書いてあるが、 BACKWARD COMPATIBILITY NOTE =========================== Cygwin shutdown gives a POSIX/Linux-like shutdown experience and tries to mimic the common Linux shutdown command line options as much as possible. Therefore the short option for --hibernate has been changed from -h to -b and -h is now the short for --halt
■ [ubuntu] Ubuntuにthe silver searcherを入れてみた the silver searcher(Ag)はgrepとかackとかrakみたいな検索ツール。速いらしい。 aptで入らないらしいので、ソースからコンパイルする。 $ git clone https://github.com/ggreer/the_silver_searcher $ cd the_silver_searcher $ aptitude install automake pkg-config libpcre3-dev zlib1g-dev liblzma-dev (READMEにあるとおり) $ ./build.sh agというファイルができるので、パスを通す。 あとは $ ag foo とかで、カレントディレクトリ以下の全ファイルから"foo"を探すことができる。 あと.agignore
Ubuntu Server 実践バイブル 現場で即運用に役立つサービス設定のノウハウ【電子書籍】吉田 史 アスキー・メディアワークス 発行日: 2013-04-08 対応フォーマット: PDF 詳細を見る 今週発売を開始したアスキー・メディアワークスさんの『Ubuntu Server 実践バイブル』ですが、おかげさまで現在順調に売れております! (遅ればせながら先ほどようやくざっと読み終えたのですが)本書はUbuntuのサーバとしての使い方にフォーカスしている本です。Ubuntuはデスクトップでもよく使われているディストリビューションですが、本書ではその辺りの説明は基本的にありません。サーバ用途として使う人に特化した本になっています。 この手の書籍の場合、ディストリビューション別というよりは、もうちょっとざっくりと「Linuxでのサーバ構築」にフォーカスしているものが多く、本書のようにUb
ウブントゥ マガジン ジャパンのサイトをご利用いただき、ありがとうございます。 2017年6月28日をもちまして、サイトを閉鎖させていただくことになりました。 今までサイトをご利用いただき、ありがとうございます。 アスキー・メディアワークスを引き続き、よろしくお願いいたします。
If make use of virtual machines as much as I do, then you will be in need of more storage space and at the same time running out of space. One way to expand the storage capacity of a virtual machine is to add a second virtual disk. For this tutorial I will be adding a 50GB virtual hard disk to a Windows Server 2003 virtual machine. The instructions should apply to all versions of VMware Workstatio
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く