動作が重く共有しづらい「Excel」分析はもう卒業 データ視覚化に役立つ5つのOSSを紹介:視覚化のイメージやサンプルプログラム付き 先が見通せないビジネス環境で、最新かつ信頼できるデータから洞察を得る重要性はさらに高まっていますが、表計算ソフトウェアは大容量かつ最新のデータを分析するのに不向きです。そこでデータの視覚化に役立つ5つのOSSをまとめて紹介します。
日立のオープンソースコントリビューターに、コミュニティとの付き合い方や社内の立ち位置などをインタビューした。 企業に勤務するエンジニアがオープンソースソフトウェアに貢献する際に常に問題となるのは、対外的な活動と社内での業務とを両立させることだろう。企業によっては、オープンソースに特化した組織を作ることでその問題をある程度は解決している場合もある。 今回は、OSSソリューションセンタという名称でオープンソースに特化した組織を持つ株式会社日立製作所(以下、日立)のエンジニア3名に参加していただき、座談会形式でオープンソースへの貢献、業務とのバランスの取り方、失敗談などを語ってもらった。 今回の座談会には、日立のOSSソリューションセンタから乗松隆志氏、田畑義之氏、岡井倫人氏の3名に参加していただいた。 自己紹介をお願いします。 乗松:私は日立に新卒で入社してから約20年という社歴になります。最
「前例がないことへの挑戦」ー まつもとゆきひろ氏インタビュー 15周年を迎えた「Ruby City MATSUEプロジェクト」のこれまでとこれから はじめに 「ITエンジニアが集まる街」として、長く注目を集めている松江市。昨今のコロナ禍において、特に「二拠点生活」「移住」「ワーケーション」といったキーワードで再注目されているようだ。 その背景にあるのは、2006年から松江市が取り組んでいる「Ruby City MATSUEプロジェクト」の存在だろう。プログラミング言語「Ruby」を核としたIT産業振興を開始し、本プロジェクトをきっかけに松江市に進出したIT企業は40社以上にも及ぶ。松江市の支援制度も手厚く、その内容も高く評価されている。 また「Ruby City MATSUEプロジェクト」で忘れてはいけないのが、Rubyの父、まつもとゆきひろ氏だ。「Rubyといえば松江」というブランディン
Linux Daily Topics 2019年12月19日欧CERNが進める脱Microsoftプロジェクト「MALT」、代替ソリューションが一部公開 ここ数年、全方位に"オープンソースLOVE"をアピールしているMicrosoftだが、その一方でOfficeやWindows Serverなどプロプライエタリ製品のライセンス料は、同社のビジネスにおけるもっとも重要な収益の柱である。しかもその料金は年々高騰を続けており、多くの企業がコスト削減のためにこの縛りから抜けたいと願いつつも、複雑怪奇なライセンス体系と、Windows 7やWindows Server 2003などレガシー環境の上に構築したアプリケーションの移植がボトルネックとなっていることも多い。 こうしたMicrosoft製品の支配から脱却すべく、オープンソースやクラウドへの移行を積極的に進める動きがグローバルで起こっており、た
オープンソースソフトウェアの開発においては、コミュニティメンバーからのコードのコントリビュートだけでなく、さまざまな立場の人々から「この機能がほしい」「この動作はバグではないか」といった意見が寄せられます。 有名なオープンソースプロジェクトであるほど、そうした多くの意見やコメントを受け止めつつ開発は進んでいくわけですが、そうした状況は一方でさまざまな気苦労を生むであろうことは容易に想像が付きます。 人気のあるプログラミング言語として知られるPythonの生みの親であるGuido van Rossum氏は2018年7月、Pythonを開発する過程で生ずるさまざまな意思決定の気苦労から離れたいとの理由で、Pythonにおける「優しい終身の独裁者」からの引退を発表しました。 ちょうど新バージョン「Ruby 2.6」が登場したばかりのRubyに対しても、米国の掲示板redditで「[whining
まだgzipで消耗し(略) 2016年、人類が待ち望んでいた、gzipを圧倒するOSS圧縮ツールzstd(Zstandard)がリリースされたにも関わらず、なんかあんまり話題になっていなくて寂しいので、ちょろいかんじの賑やかし比較記事を書きました。圧縮ツールのカタログ的に眺めていただけるかと思います。 はじめに (この記事で言う)圧縮ツールとは何か 圧縮ツールという呼び名は正確ではない(はず)です。平たく言えば、gzipやbzip2、xz、lz4などですが、人によっては、tarの裏側としてしか使ってなくて、聞いたこともないかもしれませんね。そういうときはまずgzipのmanpageとか読んでください。 しかし、そういうツールを何と呼べばいいのかわからないので、ここでは圧縮ツールと呼んでいます。 ややこしいですが、アーカイバではありません。アーカイブとは実態が一つのファイルになっているフォル
先月あたりから、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のライセンスのあり方について、Facebookを火種にして侃々諤々の議論が起こっているので解説してみる。 ASFがFacebookにNOをつきつけることの始まりは、Apache Software Foundation(以下、ASF)という著名OSSプロジェクトを多数保有する非営利団体が、Facebookが自社OSSに付加している独自ライセンス Facebook BSD+Patents license を「Category-X」リスト(禁忌リスト)に追加したことだ。 ASFプロジェクトは、Category-Xに含まれるOSSに依存してはいけない決まりがあるため、Facebook製のOSSに依存しているプロジェクトは、8月31日以降はそれらの依存を取り除いてからではないと新しいリリースが出来ない。影響を受けたプロジェクトは少なくとも C
はじめに OSS分野でも近年、日々高まる脅威の中でセキュリティ技術が急速に進化してきていますが、日本国内ではその動向はあまり発信されていませんでした。このような状況を受け、2017年3月に「OSSセキュリティ技術の会」が設立されました(「拡がるOSSセキュリティ需要に向け、最新情報を発信する勉強会を開催!」)。 本連載では、これまで発信されていなかったセキュリティ動向について、OSSセキュリティ技術の会の有志が最新の技術と情報を解説していきます。第1回の今回は、個々の技術を解説する前に、OSSセキュリティ技術の会が設立される背景となった脅威の動向について見ていきましょう。 脅威の動向 近年インターネット上のサイバー攻撃はさらに激しくなってきています。特に最近は、脆弱性を利用した攻撃や、マルウェアによる攻撃も猛威を振るっています。昨年から今年にかけてだけでも、下記の攻撃が話題になりました。
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