Nakatanaoto01のブックマーク (72)

  • 高血圧の数値基準をはっきりさせます - 予防医療のランダム・ウォーカー

    高血圧診療ガイドラインが改訂され、今回高血圧診療ガイドライン2019として発刊されました。 前回は2014年でしたので、5年ぶりの改訂になります。 高血圧などの授業をさせていただいている手前、前回のガイドライン2014はあたまに入っているつもりでしたが、新たな知見もあり、今回改めて改訂されたガイドライン2019を熟読し、みなさんに有益な情報があれば、ご紹介していこうと思います。 高血圧はそれじたいで症状がないのが一番の問題点ですね。 まず、一番の関心事である血圧の数値について、です。 【高血圧は収縮期血圧 / 拡張期血圧が、140 / 90 以上のすべてのもの】です。 例えば、【150 / 70】 は収縮期(俗にいう上の血圧)が140を超えているので高血圧です。また、これは結構勘違いをされているかたも多いと思いますが、【130 / 90】も高血圧です。拡張期血圧(下の血圧)が90を超えてし

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    Nakatanaoto01 2019/10/25
    分かり安い
  • 透析治療に腹膜透析という選択肢 - 予防医療のランダム・ウォーカー

    腎臓専門医ではない内科医にとって、腹膜透析は馴染みがなく、過去のものという認識を持っていましたが、専門家の意見を聞いて考え方が変わったという話です。 おそらく一般的にイメージされる透析は、腎臓の病気で腎臓の機能が低下し、からだのなかの老廃物や余分な水分をからだの外に捨てることができなくなった段階で行うもので、週3回透析クリニックに通院し、血管に管を入れて、血液を機械でろ過してからだに戻すというものです。 透析の原因になる病気は、糖尿病による腎不全(糖尿病性腎症といいます)が一番多く、次に多いのが腎炎という腎臓の病気です。 透析には上記しました血液をろ過する血液透析の他に、腹膜透析といって、おなかの中の腹腔という空間に液体を入れて、その液体の中にからだの中の老廃物を吸収させて、からだの外に出すものがあります。 現在日では透析といったら、97%が前者の血液透析で、腹膜透析は3%にすぎません。

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    Nakatanaoto01 2019/10/24
    自宅で出来るのが利点
  • 職業運転手の方には睡眠時の無呼吸検査を - 予防医療のランダム・ウォーカー

    長距離バスの運転士(職業運転士)の方々には、睡眠時無呼吸症候群の検査の義務付けはされたのでしょうか。 長距離バスだけではなく、タクシーの運転手のみなさんもですし、航空機のパイロットや、もしかしたら医療従事者も、検査の義務づけが必要になるかもしれません。 もっと拡大解釈すると、自動車の運転免許更新時には、ある年齢以上で義務づけした方が社会的にはいいんでしょうね。 睡眠時無呼吸症候群とは、かんたんにご説明すると(以前にも少し書きました)、夜間寝ている間に呼吸が停止してしまうため、熟眠感が得られず昼間に強い眠気を感じて寝てしまう病気です。 家族からいびきや、寝ている間に呼吸が止まっていることを指摘されるのが来院のきっかけになることが多いと思います。 睡眠時無呼吸症候群は日人の100人に1人と言われていますが、現在適切な治療を受けている方はそのうちのごく一部です。 数字にすると、日には約200

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    Nakatanaoto01 2019/10/23
    交通事故多いです
  • 厚生労働省(国)が推奨するものにはそれなりの意味がある - 予防医療のランダム・ウォーカー

    以前、がん検診について、現状どういったものが、国が指定するがん検診なのかについて、確認しました。 このことは、がん検診だけではなく、一般的な健康診断にも当てはまるのではないか、と考えています。 何を言いたいのかというと、国がある程度の税金を投入して行う検査や健康診断の項目には、ある程度の科学的根拠がある、ということです。思いつきで決めた検査ではありません。 常識的に考えても、国には科学的に根拠がないものに税金を投入していた、となると公的機関としては非常にまずいので、なんらかの理由が必要なのです。 健康診断で高血圧、コレステロールの異常、糖尿病などをチェックするのも同様です。 これらを早めに対策することで、脳卒中や心筋梗塞、透析につながる糖尿病性腎症を予防することが可能というデータがあるので、国は公費(税金)を入れている、ということです。 逆に、効果に疑問が残る検査や、利益よりも不利益が大き

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    Nakatanaoto01 2019/10/21
    膵臓癌は糖尿病対策が重要
  • 高血圧の運動療法 - 予防医療のランダム・ウォーカー

    結局、高血圧も運動療法が有効と科学的根拠が証明されています。 継続的に運動療法を行うと、高血圧の方の場合、収縮期血圧(上の血圧)が8~10近く、拡張期血圧(下の血圧)が5程度低下させることができます。 運動療法が血管の質を変えたり、血管の壁から血管を拡張させる作用のある物質をつくるため、血圧が低下するとされています。 運動は、ウォーキングやぺダリング(自転車)、水中歩行、軽いジョギング、レクレーションなどの有酸素運動です。 筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)ではないことに気を付けましょう。 一日30分が条件ですが、30分まとまった時間を取れなければ、10分間を一日のうち3回でもいいです。 ただし、運動を継続するには注意点がいくつか示されています。 まず、運動前にストレッチなどの準備をしっかりやることと、メディカルチェックを受けて、虚血性心疾患(狭心症)や心不全の傾向がないかを確認

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    Nakatanaoto01 2019/10/18
    心電図は必要
  • 免疫力とがんを考える - 予防医療のランダム・ウォーカー

    今日は少し話題を変えて、あらかじめがんの専門家ではない立場と断ったうえで、免疫とがんについて簡単にご紹介します。 がん細胞は自分の細胞ではない異物として、からだの中で自己増殖します。 がん細胞に勝手に増殖されてしまっては、人間のからだにとっては不都合なので、からだの中にある免疫という機能が、その増殖を抑えています。 免疫とは、からだの中に自分と異なる異物が出現した際に、それを排除するシステムです。 わかりやすいのは、例えば肺炎を例に挙げます。 肺に細菌が感染する病気で、からだの中に細菌が侵入します。 からだは細菌を排除するために、からだを防御する部隊(免疫)をそこに送り込み、免疫が細菌を攻撃することによって、肺炎は治癒します。 この免疫の働きが弱くなった場合、もしくは、がん細胞がこの免疫の活動を抑えてしまう指令を出すと、がん細胞自体が増殖可能となります。 ですから、がん細胞の増殖それ自体を

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    Nakatanaoto01 2019/10/10
    睡眠が重要
  • 心臓リハビリテーション指導士と話してみましょう - 予防医療のランダム・ウォーカー

    今回はあまり知られていない、心臓リハビリテーション指導士についてご紹介します。 心臓リハビリテーション指導士は、日心臓リハビリテーション学会という学会が認定した、心臓病の患者さんの運動療法をお手伝いする、知識と経験をもった医療スタッフのことです。 心臓リハビリ指導士は医師だけでなく、看護師、理学療法士など、さまざまな職種が混在しているのが特徴で、医師には聞きにくいことも、看護師、理学療法士には聞きやすいということも多いのではないでしょうか。 心臓リハビリテーション指導士は、心臓病の方に対する運動療法や事療法について、ある程度のトレーニングと講習、ならびに試験を受けています。 特に、試験では【運動を処方する】ということに関して問われます。 運動処方の仕方には様々あるのですが、 一番正確なのは、CPX(心肺運動負荷試験)という呼気ガス分析装置という機械を使用したものです。 (普段心臓リハビ

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    Nakatanaoto01 2019/10/08
    心臓リハビリの効果について啓蒙活動が必要だと思います
  • 【心臓病には安静が必須】という誤解を解く(2) - 予防医療のランダム・ウォーカー

    先日、心臓病の予防や治療後にこそ、運動が必要だというお話をさせていただきました。 内容を補足します。ちょっと専門的ですが、是非お付き合いください。 心臓病の運動療法(心臓リハビリテーションといいます)の効果は、 1、心筋梗塞の再発を予防する効果 2、心不全の予防効果 3、不整脈の予防効果 4、心筋梗塞発症後の死亡率を下げる効果 5、動脈硬化発生の予防、動脈硬化を減少させる効果 これら以外にも、 内臓脂肪減少、血糖値を適切にする、コレステロール値を改善する、高血圧を改善する、ストレス・うつ状態を改善するなど、からだに良い効果ばかりが科学的に証明されていて、かつ、副作用がないのが、運動療法の凄いところです。 これらの効果は、どれも素晴らしい効果で優劣はつけがたいのですが、特に、5の【動脈硬化を減少させる効果】というのがどういう深い意味があるのか、少し詳しく解説します。 動脈硬化を減少させるとは

    【心臓病には安静が必須】という誤解を解く(2) - 予防医療のランダム・ウォーカー
    Nakatanaoto01
    Nakatanaoto01 2019/10/07
    やはり心リハが重要ですね
  • 【心臓病の今までとこれから】を考察してみます - 予防医療のランダム・ウォーカー

    心臓病には、さまざまなものがあり、大きくわけて 1、虚血性心疾患(急性心筋梗塞、狭心症) 2、不整脈(心房細動など) 3、弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症など) 4、心筋疾患(拡張型心筋症、肥大型心筋症など) 5、大動脈疾患(大動脈解離、大動脈瘤、末梢動脈疾患) 6、感染性疾患(感染性心内膜炎) 7、静脈系の疾患(深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症) そして 8、主に1-4が原因で起こる、心不全(急性、慢性) 以上のようになります。 (※各病気については、また後日、解説させていただく機会を作りたいと思います) カテーテル治療がない時代には、現在のような治療ができなかったため、急性心筋梗塞では、血栓を溶かす薬を注射して、あとは祈るしかなかったと、年配の先生からよく話をされたものです。 それ以上の治療がなかったので、助かるか、助からないかといった世界だったのです。 最近では医療技術の進歩で、

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    Nakatanaoto01 2019/10/05
    心臓リハビリしないで廃用症候群になる人が多いです
  • 【心臓病には安静が必須】という誤解を解く - 予防医療のランダム・ウォーカー

    先日あるメディアで、心臓手術後の70歳の方が心臓手術後に出歩くことが少なくなったと話をされていました。 心臓が悪いから、心配で家から出る気が起きなくなったそうです。 現在の医療では、心臓病には運動療法が欠かせません。 運動を継続して心肺機能を高めたり、筋力低下を予防することが、心臓病のその後にも良い影響を与えることが科学的に証明されています。 心臓病だから運動できない、のではなく、運動して治療する、再発を予防する時代になっています。 ただ、運動する環境が少ないのが現実で、その問題を今後クリアする必要があります。 正しい運動習慣が身についていれば、「心臓が悪いから、心配で家から出られない」ということはなくなるはずです。 もちろん、心筋梗塞や狭心症など、心臓の急性期(苦しいとき)に運動する訳ではありません。安静にしなければいけない時期もあります。 しかし、今は治療を終えたら、早期に運動です。

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    Nakatanaoto01 2019/10/05
    有酸素運動は必要ですね
  • 医者が、上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査を受けてみました - 予防医療のランダム・ウォーカー

    上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を体験後の、リアルな声を残しておこうと思います。 備忘録的な内容になりますが、お付き合いください。 胃カメラは今回が初めてです。 検査をお願いしたのは、以前の職場でお世話になった、消化器内視鏡専門医のH先生です。 ちょうどクリニックを開業されたため、車で片道1時間半かけて、行きました。 痛いのが嫌だったので、車の中で自分でキシロカインゼリーで鼻を麻酔。 (この作業は全く不要であったことを、後に知ります。クリニックで2回念入りに麻酔をしました。) クリニック到着時には感覚が鈍くなっていました。 クリニックで右鼻腔を麻酔。 このとき、麻酔薬を塗ったチューブで鼻腔をカメラが通過するかどうかを確認されました。 その後、鼻腔の粘膜を広げる点鼻薬を投薬され、さらに胃の中をクリアにする液体を飲みました。 検査はからだの左側を下に横になり、右鼻からカメラを挿入。 痛みは全く

    医者が、上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査を受けてみました - 予防医療のランダム・ウォーカー
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    Nakatanaoto01 2019/10/03
    私も内視鏡受けてみます
  • 【動悸】は勘違いされています - 予防医療のランダム・ウォーカー

    日々の生活の中で、ちょっとしたタイミングに動悸がする方って、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。 動悸は、どきどきする、脈が速くなる、脈がとんでいる、などで表現されることが多いと思います。 動悸の原因は多くが不整脈ですが、動悸の時の心電図がないと、診断ができません。 だいたい診察時には動悸が起こっていないですから、その時のたった一度の心電図で異常がなかったばかりに、 「その動悸は更年期だから、精神的なものだから」と言われて、当は不整脈なのに、詳しく調べられていない患者さんと、今までかなりの頻度でお会いしてきました。 自律神経失調症だ、と診断されている場合もあります。 このようなことが良く起こる背景には、不整脈を見つけるのはなかなか大変で、工夫が必要で、かなりの手間がかかるからです。 【不整脈はたった一度の心電図では何もわからない】ということを、よく知ってください。 脳梗塞になって初

    【動悸】は勘違いされています - 予防医療のランダム・ウォーカー
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    Nakatanaoto01 2019/10/02
    良かったです。