VMware Viewは、クライアント環境、つまりパソコンに代表されるデスクトップをクラウド化するためのフレームワークとして位置づけられる。個々のデスクトップは、「仮想デスクトップ」と呼ばれ、クラウド上の1要素として扱われる。 仮想デスクトップ環境では、従来の物理パソコンでシステムを運用した場合と比べて、「ユーザーの利便性を向上し、システム運用コストを削減するための仕組み」を散見することができる。それでは、それらの仕組みについて、いくつか例を挙げて確認していこう。 自分専用の書斎、それが仮想デスクトップ 「仮想デスクトップ」を別な言葉で表現する場合、どこからでもアクセスできる自分専用の書斎という表現が最適である。「自分なりに使いやすい書斎」に関して、言葉で表現できなくとも、個々人ごとにそのイメージは明確化されているのではないだろうか。自分好みの配置にツールやデータを設置し、必要に応じて都度